2005年12月06日

忠孝


 武士道にいう忠孝ということについては、僕はオリジナルに独特の考えをもっている。

 かれこれ15年ほども以前、この考えに思い当たって霧の晴れる思いがしたのだが、しかしもちろん、あくまでも個人的な思索と定義づけの域を出るものではない。

 それは、忠も孝も、それらはいずれも、自分という存在の根源であるとか、あるいは天であるとか、そうした本源的なものへつながっていくことではなかったか、と。
 そうした意識は、個としての人間を強く支えるとともに、あるいはそこにはある種のロマンティシズムも生まれるように、僕は感じている。


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2005年12月05日

「恥」感覚と「差異化」の武士道


 武士道では「恥」の感覚ということがしばしば云われる。
 そして、武士の道徳観が広く日本人全体の道徳観を形作ってきたことからも、単に武士というよりも日本人の感覚というべきかもしれないが。

 ところで、こうした「恥」の感覚は当然ながら「他者の目」ということを前提としているのであって、そこから、こうした感覚は事の判断基準を自らの外部に置くというきわめて受け身的な態度だということもいわれがちだ。

 しかしながら、武士道なるものが何らかのエッセンスを保ちつつも、時代に応じて変遷し、その時々に理想的な武士の姿を描いてこれた理由のひとつに、そうした「他者の目」を想定する構造があったのではないかと僕は思っている。


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正直と誠実


 武士道というカテゴリを用意していながら、ふさわしい記事をあまり書いていなかったので、少しずつ、思うところを書いていこうと思う。

 さて、
 武士道では「誠」ということがいわれる。

 今日的には、「正直」と「誠実」ということがいわれる。
 (もちろん「誠」とは、「正直」と「誠実」のみで構成される概念ではなく、神道的な原日本人的感覚まで併せてさらに広い価値観を含んでいるけれど。「誠」については後日別記事にて。)

 「正直」とは、言葉(及び認識)を現実に合わせること、
 「誠実」とは、現実(あるいは行動)を言葉に合わせること、と僕はとらえているが、
 成る程これらのことが武士の間で重視されたのは至って当然のこと、また武士ならぬ今日のわれわれの間においても、およそ勝負事に関わる人々や、共同で仕事をしている人々(ほとんどだろうけど)にとっては、こうした「信用」「信頼感」というものは非常に大切であるはずだ。

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2005年11月03日

武士団コード


 僕は将来的に、ちょっとした現代の武士団的なものをつくろうと構想しているのだけれど、同じく構想している政治活動に関する研究会はあくまで、その内部のひとつとして位置づけられる。

 しかるに、先行的に政治研究会の方をさきに発足させるので、今後メンバーを募るにあたり(当面公募なし、原則一本釣り)、外枠にあたる前者レベルでの理念といったものをある程度策定しておく必要があり、現時点で仮にまとめてみることにした。

 と、これだけだと全く私的組織に関わる文書に過ぎないものだが、
 僕は、その表面的性格は時代によって変遷したにせよ、武士というもの本来の本質は、このようなものであると考えているので、参考までにこのカテゴリで載せておくことにした。
 (ただし若干、現代風にアレンジしている)

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2005年06月24日

(読書) イチロー262のメッセージ


 

『夢をつかむイチロー262のメッセージ』編集委員会
発売日:2005/03/11
あまなつ

 「読書」というよりも、イチローの「言葉集」のようなものだけれど、大のお薦め。
 春先から既にある程度話題にはなっていたが、まだ見ていないひとは、ぜひ一度手にとってみては。^^)

 実はイチロー自身が、自分の高給には、野球とは別の世界の人々にも何らかの影響を与えていることも含まれているとおもっている、そう言うように、彼の言葉には、どのような仕事をしている人にとっても、刺激になり、あるいは参考になり、自分自身の思考や鍛錬の触媒になる、そんなことが多々含まれている。

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2005年05月05日

武道的思考(内田先生の記事より)


 内田樹先生のご自身のblogでのエントリ
 師恩に報いるに愚問を以てす

 ただただ、ぜひ読んでもらいたい。僕ごときが付言することなどあろうはずもない。
 僕自身は、自らも省みてさまざま恥じ入るばかり。^^;)
 むろん頭では分かっているつもりなのだが、あらためてある種の決意を新たにさせていただいた。

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2005年01月14日

忠と孝とコンセント

music You Get What You Give / The New Radicals

 僕はここで公言したことはないが、基本的には武士道という思想と行動が好きだし、自ら体現したいと思っている。
 公言したことがないとはいえ、このblogにある「武士道」というカテゴリの存在自体が、ある程度そうした志向を語っているかもしれないが、肝心のそのカテゴリで、ちゃんと武士道なるものを語ったことがない。(期待してカテゴリを見に行ってくれた人には、がっかりさせてしまっているかもしれないが ^^;)

 なぜというと、このblogを始めた当時の時点で、既に自分なりの思索が、ある程度一段落して、新たに語る動機をもつ機会がたまたま今日までなかったということ(というか、本日もないが)。かつ、ここ最近急に武士道ということが巷を賑わせはじめ、そうした流行の浅く軽薄な感覚と同一視されたくなかったということもあるかもしれない。^^;)

 が、いずれ折を見て、個人的に標榜するところの武士道観についてエントリしたいとは思っている。(なにしろ大部にわたることが予想されるので、なかなか… ^^;)

 ただ、少なくとも僕の標榜するのは、あくまでも現代なりの武士道であり、あるいはそれを構築することであって、武士道なるものが、武士の草創期、兵の道などとして語られはじめたころから、最終的には幕末に至るまで、その時代時代に様相を変えたと同じく、過去のいずれかの時代の武士道を単純に掲げようなどという気は僕にはない。むろんエッセンスはあるだろうにせよ。
 構築というと作為的で語弊があるが、より正確には、自然に周囲、社会に余慶を与え得るような倫理観、価値観を持った集団、いわば現代の武士団(と後から見て考え得るような集団)を率いて仕事をするのが、僕の夢だ。^^)

 いずれにせよ、そのうち、エントリしたいと思う。
 (興味を持ってくれる人は、ぜひもうしばらくお待ちを ^^;)

 忠義、孝行ということについては、かれこれ20年近く考え込んできたが(気味の悪い子どもだった ^^;)、数年前にふと思いついた思いつき、それを少し紹介してみたい。

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2004年12月30日

厭離穢土欣求浄土

musicデビルマンのうた

 大のTVっ子の僕としては非常に多忙なシーズンに突入している ^^)
 中でもバラエティ好きなので年末年始は本当に大変だ。番組予定で試聴分と裏録画を考え、生活や仕事、イベント、行動との整合をとっていくのだが、今年はケーブルもあるので、いっそう、きわめて精緻な計画が求められる。^^;)

 時代劇チャンネルは、年末年始特番の一環として、大河ドラマ「徳川家康」の一挙連日放送を現在行っている。毎日3話ずつという豪勢さ。

 この「徳川家康」は、なかなかの出来で、特に家康老齢期、大阪冬夏陣の頃は僕の場合泣くために見るといってよいほどの素晴らしさなのだが、そのあたりを楽しみに、今も見ているところだ。(今日はまだ桶狭間合戦のあたり)

 家康といえば、僕は「厭離穢土 欣求浄土」の旗差し物が好きだ。
 非常に共感をもっている。
 厭離穢土欣求浄土 : おんりえどごんぐじょうど


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2004年11月21日

性善性悪 強さと弱さ

music キミはともだち / 平井堅

 spice boyさんの記事に触発されて…

 僕は、あまりうれしくないことを人からされても、あるいは裏切られても、騙されても、ダシにされても^^;)、しかし懲りないヤツでいたいと思っている。
 さらには、人間関係に限らず、万事「懲りない」ことを信条にしている。

 (今回は非常に蒼臭い話につき要注意 ^^;)


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2004年10月25日

正義

 spice boyさんの記事(「正しさ」、 「不正義」)を読んで、いろいろ考えた。
 この記事のうち前者はかれこれひと月以上前のものだけど、なかなか考えがまとまらず、日を過ごすうちに、あらためて後者の記事がupされ、今度こそはと(大袈裟 ^^;)十分に考えがまとまらないまま、現時点で思うところを見つめてみた。

 正義。 正しさ。
 この問題は、いつも、難しい…


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2004年10月03日

イチロー選手最多安打記録達成!

 さすが、というか とうとう金字塔をうち立てた。

 パリーグファンであることもあって、彼のことはオリックス入団間もない頃から見ていたが(ロッテもよく打たれた あの頃はホームランも ^^;)、ついにここまでのことをやってのけるとは、感慨一入。

 当時から、敵チームながら、尊敬し、さまざまに学ばされた数少ないスポーツ選手の一人だった。

 彼を、見習いたいと思ってきたことは、多い。

 ・ 自分の頭で徹底的に考える姿勢
 ・ 内なる声、身体との対話
 ・ 自己観測、評定能力
 ・ 自己管理の意志
 ・ 結果よりプロセスの完成度を目指す意識
 ・ 静の時間をもつこと ・・・

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2004年09月20日

コントロールできることに集中する

 先日の試合、スト前の金曜日の対オリックス戦(5対2で勝利)の後で、ロッテのバレンタイン監督が次のように質問に答えていた。

Q: ストがどうなるか決まらない中でゲームとなりましたが?

A: 選手たちは一度ゲームに出れば、コントロールが出来るのは、打席でバッティングをして、フィールドで守ることしか出来ないということは分かっている。これをキチンとやってくれた。選手たちは、集中しなければいけないことを分かっている。


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2004年09月19日

「天の道人の道」ノート(2)

 前記事の続き

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「天の道人の道」ノート(1)

 好きな哲学者(倫理学者)に、西晋一郎博士がある。
 西博士は、明治六年の生まれ、昭和十八年他界、
 当時を代表する哲学者で、京都大学の西田幾多郎氏と並び
 「東に西田あり、西に西あり」と世間にいわれたときく。
 (西博士は、広島に在職)

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2004年09月16日

分を尽くす

 先日、テレビ大阪で
 「千年の涙 〜 悲しみの皇女"斎王"の謎」
 という番組があった。
 (製作もテレビ大阪だが、テレビ東京などでも放映されたのか…は不明 ^^;)

 千年の涙 〜 悲しみの皇女"斎王"の謎(番組は終わってるけど、一応参考まで ^^;)

 斎王というと、歴史に明るい人はご存知だろうが、平安時代まで、天皇の名代として賀茂神社と伊勢神宮に派遣され斎主として常駐していた天皇家の女性。

 今回の番組では、伊勢神宮の斎王を描いていたが、「悲しみの皇女」とのサブタイトルにもある通り、悲劇のヒロインというスタンスで描いていた。
 番組内容自体は、そう新鮮な内容でもなく、紀行番組的なところも多かった。

 が、彼女たち斎王を、「時代に翻弄され歴史に埋もれた」悲劇の人々と描く点に、違和感を覚えながら、「分を尽くす」ということについて考えた。
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2004年09月01日

幸田露伴「蒲生氏郷」より

 幸田露伴の「蒲生氏郷」
 つくづく、まだまだ自分は「ナマヌルイ」と思う。
 気合を入れなおさねば。


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2004年08月02日

三代一人の追進

 今朝の産経朝刊、石原慎太郎氏の「日本人よ」で、
 石原氏は、今日の日本の根源にある「喪失」について、
 「我々がいわばジャイロコンパスの指針として垂直に継承していくべき価値観、その以前にそれを支える垂直な情念の喪失」
 ということを述べていた。
 それを読んで思い起こすことがあった。

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2004年07月24日

俸給の自覚

今日の産経新聞朝刊に、次のような話が載っていた。
(「日露開戦から100年」第4部広瀬家の人々)

 広瀬春江は、軍神といわれた広瀬武夫中佐の兄嫁であり、その広瀬(兄)家では一人娘に養子婿をとっていたが、これもやはり海軍軍人であり、春江は孫らの教育にも厳しく、節倹の口癖があったという。

 「お前様方のお父様は、ご自分でお金もうけなさるのではありません。
 お上が国民から税金として集めた中から分けて頂くのですから、
 決して無駄遣いしてはなりません」

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