・自衛隊運用めぐり、防衛庁の文官(背広組)の監督権限を大幅に見直すよう、海幕長が長官に提案
・統合幕僚長新設の組織改編にあわせ、内局の組織や制服組との関係の見直しを求めている。
・焦点は、背広組が制服組を統制する「参事官制度」を規定した防衛庁設置法9条、これは、10人の背広組幹部が防衛参事官に指定され、長官の統制を補佐すると規定したもの。
・提案では、同制度を、今日の情勢及び統合運用移行に際して、長官補佐を適切なものとする観点から適切でないと指摘し、削除を求めた。
・また、防衛庁・自衛隊全体への「監督権」を防衛次官に付与した内閣府設置法61条を改正し「部隊運用に関する監督機能を削除」、さらに「統合幕僚長が自衛隊の運用に関する事務を所掌するよう明記する」とした。
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