2005年04月26日

「公と個」でなく「公私」ということ


 近年、とりわけ教育問題において、あるいは社会問題について、「公」と「個」ということが熱く語られることが多くなっている。

 大きな枠組みでは、それは(多分に思想的な部分も含めつつ)「公」と「個」の、さながら対決ともいえる様相を見せもし、あるいはより穏当にはその両者のバランスということが言われる。

 対決という観点で見れば、あくまで「公」より「個」という勢力と、「個」だけではなく「公」をという勢力のせめぎ合いのようだ。(あくまで「個」より「公」という立場は、論理的には想定し得るが、現在のところ勢力といえるほどの存在は示していないだろう)

 もちろん、その間のバランスは相対的なさじ加減の問題であって、上記のように明確に区分できるものではなく(実際「公」などどうでもよいとまで言い切る勢力は無視してよい程度にごくごく小さいので)、要は「公」と「個」の重み付けの問題ではある。

 僕自身、この議論においては、あまりに「個」の重視に偏重した今日の教育、社会制度を懸念し、社会としてのバランスをもう少し「公」側に振ることを構想する立場ではあるのだが、近頃は、この「公」と「個」という命題の立て方をあまり適切とは思えず、むしろ「個」の中の「公私」という考え方をするべきだと思うようになった。

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2005年04月25日

人権擁護法後の社会の実在モデル


 人権擁護法案が(支持する個々人の意図はどうあれ)招来することになるであろう社会のモデルを、既に今日において川崎市に観察することができるようだ。

 概ね、危険が懸念されている通りの効果を招いてしまっている。

 toyboxさんが記事(人権擁護法案〜すでに前例があった)で簡単なコメントを付して紹介しておられた記事(下記)があるので、ぜひ参照されたい。(僕は孫引き ^^;)

 川崎市人権オンブズパーソンの悪弊

※ 取り急ぎ紹介まで。今回は僕の方で何らのコメントも情報価値付加も行っていないため、僕のT/B基準にに照らし上記両記事にT/Bはいたしませんがあしからず。
 > BRUC05さん、toyboxさん
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2005年04月18日

女子高生と方言


 まっとうに働いている人に、ワイドショー番組を見ている人はあまりいないと思うが ^^;) 、僕はTVをつけながら仕事しているため、よく見ている。(と言っても視聴に足るのは朝8時からの「とくダネ!」だけだが。それ以降はMTVか映画か)
 最近では、国際ニュースなどについても本来のニュース番組より詳しくやっていたりするし、特に「とくダネ!」などでは、芸能ニュースの占める比率はかなり低くなっている。(めざましTVより比率は小さいだろう)
 たとえば中国での反日暴動についても、多くの現場映像をはじめ、参加者の自宅訪問インタビューなど、非常に充実した資料を提示してくれる。

 さて余談はともかく、今朝のその「とくダネ!」(フジ系)で、女子高生の間での方言ブームというのをやっていた。
 女子高生については、ギャル言葉とか絵文字とか、さまざまな流行「言語(?)」がこれまでも発信されてきたが、今は方言が非常に流行りつつあるらしい。

 そうした話を聞きながら、些か飛躍のきらいを承知しつつ、多様性やアイデンティティということの揺り戻し的な事象である可能性をも考えてしまった。

内容を見てみる
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2005年03月23日

政治とイメージアップ

music Show Me / The Cover Girls

 今朝めざましTVを見ていたら、アメリカの出生率について、もちろん多くの先進諸国の例に漏れず(日本ほど急激でないにせよ)下がっているのだけれど、ニューヨーク・マンハッタンでは出生率が増加に転じていることが最近注目されているという話があった。

 じっくり見ていたわけではないので詳しいデータは覚えていないが、たしかマンハッタンでは+0.2%と出ていたような気がする。もちろん全米ではマイナスだ。

 これは昔からめざましTVが続けているニューヨーク駐在記者からの現地リポートで、今日も実際にマンハッタンの現地からのレポートという形であり、めざましの方向性としては、出生率云々よりも、高齢出産の増加により子供にかけるお金の高額化がさらに進んでいるということ、そしてそれを裏付けるような高価な各種の子供向けショップを現地から伝えていた。(子供用の筋トレジムまであった…僕の日頃からの持論には真っ向から対立するような話だが、今日のテーマではないので措くとしよう ^^;)

 僕が注目したのは次のようなこと

 まず何より、マンハッタンという都市部で出生率が現に向上していること。
 次に、報道によると、どうやらその原因のひとつには、ニューヨークで芸能人をはじめとするセレブの高齢出産の話題がここ数年続いて注目されてきたことがあるらしいということ。
 また、そういう風潮も受けて、目下ニューヨークにはオシャレな、あるいは贅沢な子供ショップが目立って増えてきているらしいということ。

 もし上記のようなめざましTVの観察がある程度の正鵠を射たものだとすると、やはり人心を動かすのは、「ヴィジョン」であり「イメージアップ」ということだなと、あらためて考えた。

くわしく見てみる
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2005年03月20日

皇嗣問題は緩い規定追記で(岡崎氏)


 僕自身は以前に女性天皇という記事で、女性天皇問題について見解を述べたことがあるが(女性天皇は可も男系維持のこと)、僕はその旨を憲法であれ皇室典範であれいずれかで規定すべきと考えている。

 ところで、その際の規定要領について具体的に岡崎久彦氏が意見を開陳しておられたのだが(本日付産経新聞「正論」欄)、それが実に柔軟性に富み現実的に思えたので、ここに紹介しておきたいと思う。

見てみる
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2005年03月19日

人権擁護法案


 人権擁護法案、与党懇話会に差し戻し(産経)

 まずは歓迎だが…推進派の巻き返しがどれほどのものか、心配ではある。
 ここは安倍氏側の政治力に期待するしかない。

続きも見る
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2005年03月01日

憲法改正:個人的転向兆し


 今日のこの記事は、見識や見解を述べるというよりは、ふと思うことを、というに過ぎないもの、本来ならまさに雑記にあたるかもしれないのだが…

 というのは、憲法改正に関する個人的立場についてなのだが、近頃、今回改正は最低限必要な条文改正及び追加でよいのではないかという気もしてきた。

 かねてからの僕の考えでは、9条問題や新しい権利の問題などに限定せず、憲法そのものとして抜本的に見直し、新憲法を、ということを主張してきたが、そして自民党や民主党は目下現にそのように動いているが、その動向を見るにつけ、憲法制定ということの難しさを思い知らされている。

 僕は、以前にもここで書いてきたとおり、「日本の」憲法は、ただ国権制限という部分のみでなく、想定する、あるいは目指すべき国の形というものを(最低でも前文において)謳うものでありたいと考えているが、実はそのようなことは、何らかの歴史的契機に際してでもない限り、非常に難しい、あるいは非現実的なことなのかもしれないと近頃思いはじめた。

 時代の進行に従って表面化してくる条文上の現実との齟齬や、制定時想定を超えるような現実問題に即しての不備等については、まさに条文レベルで改正や追加を考えればよいが、理念のようなものについては、国民間のほほ一致した希求ということでもない限り、平時において政治的な駆け引きでパッチワーク的に起草されるべきものではない。
 (一般の国民と別に、統治者というものがあるのなら、統治者がそうした国の形を定め、以後はこれに拠って国づくりを行うと宣言すればよいことだが。)


 たとえば、最近のニュースで、こうした動向を見るにつけ、前述のような思いが強くなってくる。

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2005年02月24日

愛国心は当否より有無

 standpoint1989さんの「静かなる愛国心を」に実はコメントを書いていたのだけれど、どうも途中で、コメントとするには些か長くなり過ぎたので、自分で記事とするほどに考えがまとまっていないにも関わらず、T/Bにすることにした。^^)
 いや…正直、standpoint1989さんにT/Bするには余りにも自分の技量が稚拙で気が引けるのだが。

 故に、この記事をご覧になる際は、ぜひ冒頭リンク記事をまず参照されたい。


で、何が言いたいのか見てみる
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2005年01月25日

「国民の意思」と説明責任

 今日初会合がもたれた皇室典範有識者会議では、「前提となるのは国民の意思であり、平均的な国民の考えだ、として世論を重視する意見が強く出された」という。

 女性天皇の是非など検討へ 皇室典範有識者会議が初会合(朝日)

 また、座長に指名された吉川氏も記者会見において、「国民の平均的な考えで決める」と明言している。

 皇室典範有識者会議が初会合 安定した皇位継承提案へ(産経)

 さて今日は天皇継承のあり方がテーマではないので、そこには触れない(この点に関する僕の考えは以前に何度か述べた通り。過去記事「女性天皇」
 そこではなく、「国民の意思」だとか「世論」というものへの安易な依拠について、近頃抱いている懸念について少し考えを書いてみたい。

 現時点での結論的な部分を先に言うと、国民世論というものは、十分な判断材料を与えてこそのものであり、そうした説明責任を果たさずに安易に国民の意思だの世論だのといったものに依拠してものごとを進めるのは、政治の無責任であるばかりか、危険でもあるのではないか、ということである。

続きはこちら
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2004年12月04日

憲法観(4)

 (前記事からの続き)

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憲法観(3)

 (前記事からの続き)

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憲法観(2)

 (前記事からの続き)

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憲法観(1)

 先日の記事(「自民党改憲大綱素案」)の末尾で、護憲でも改憲でもなく、むしろ「脱憲」的な立場にたどり着いた、といった意味のことを書いた。

 「脱憲」という表現はなかなか気に入っているのだが ^^;)、実はさほどセンセーショナルな意味合いではない。要は、旧来の牢固とした、文字通り旧時代に停止したような憲法観との訣別、いっそ言うならば、そうした「憲法」なるものの放擲といった感覚だ。(十分センセーショナルか… ^^:) しかしそうでもない十分穏当なものであることは、読んでいただければわかると思う)

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posted by Shu UETA at 09:49| Comment(2) | TrackBack(0) | 天下-vision・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月02日

自民党改憲大綱素案

music Roxanne / The Police

 自民党憲法調査会が憲法改正草案大綱の素案を発表してから既に半月余りが経ち、コメントするにも些か時機を逸した感も否めない(当時、女性天皇の件についてのみ記事をエントリしていた)が、遅ればせながら、感じたこと、考えたことを記しておきたいと思う。(どうも時代遅れで恥ずかしいが ^^;)

 自民が改憲大綱素案(産経)


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2004年11月18日

女性天皇

music What a Wonderful World / Louis Armstrong

 昨日来報道されている自民党の改憲大綱素案については、いくつかコメントしたい点があるが(ちょっと今時間がないこともあり ^^;)、まず女性天皇問題について、思うところを少し述べてみたい。


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2004年11月04日

憲法の理念等

music We Built This City / STARSHIP

 priestkさんの「ぷち総研」での記事もはや「憲法」とは呼べないを拝見して、ちょっと考えてみた(コメントとするには長過ぎるので ^^;)。


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2004年10月31日

国旗国歌(2)(後)

musicWhen We Dance / Sting


(中編記事の続き)



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国旗国歌(2)(中)

musicPublic Image / P.I.L


(前編記事の続き)



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国旗国歌(2)(前)

musicThere Must Be An Angel / Eurythmics

 昨日投稿の
天皇陛下御発言・国旗国歌について、コメントをもらい、かつその中で意見を問われる向きもあったので、再び、このテーマで記事を立てました。

 つまり、基本的に、これらコメントくれた方々との意見交換というスタイルで書くので、論説調ではなくフレンドリーモードで書きます。(単に「私」が「僕」になるだけかもしれないけど ^^;)
 適宜、上記記事及びそれに付いたコメント、そして真鶴さんからのT/B記事 園遊会での米長邦雄氏の発言とその返答についてを参照してください。^^)

 (なお、長文につき注意 ^^;)


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posted by Shu UETA at 20:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 天下-vision・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月30日

天皇陛下御発言・国旗国歌

music In A Big Country / Big Country

 いささか遅れたが、先日の、国旗国歌に対する
天皇陛下の御発言について。

 国旗・国歌「強制でないのが望ましい」
天皇陛下が園遊会で



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posted by Shu UETA at 18:18| Comment(8) | TrackBack(1) | 天下-vision・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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