さて、一歩一歩と夏が近づいている。
装いも日々軽く。
すると?
ポケットが減る。
そして僕はカバン類は(極力)持たない派。
僕は一般に僕を知る人々の意表を衝いてマメに、実は結構な手帳愛用家。
予定関連はともかくとして、
ものを考えるのに手帳をよく使う。
考えるべきこと、考え中のこと、思いつき、感じたこと、思索の触媒になりそうなネタの数々。
ぼーっと眺める用の、ideaの断片や触媒。
それに各種メンタルな思いつきも。
さらに意表衝くことには詩らしきものもモノするし ^^;)
しかも厄介なことに、僕というのは、たいてい外をほっつき歩いてるような時や、夜(昼もだけど ^^;) 寝てるときなんかに、何かを思いつくことが多い。
だから手帳は持ち歩いてる。
しかし夏に手帳を持ち歩くのは非常に面倒。ズボンのポケットにいろいろ入れるのキライだし、カバン持つのもイヤ。^^;)
例年、いろいろとそれなりの工夫はするんだけれど、
(去年はPocketModがいいカンジだった)
今年は、久しぶりに電脳化という方向で調査検討してみたところ、net上の諸サービスの発展もあって、 おぉ、いけるやん、ってカンジ。
僕は長年 アナログとデジタルの間をウロついてる(そういう人は多いと思う)けど、
以前の僕のデジタル化といえば、
第一次がシャープのザウルス時代(青森にいた頃だなぁ…懐かしい)
第二次がソニーのclie時代(埼玉・東京の頃か。彼女とおそろいのを持ってたな…恥ずかしい ^^;)
その両者ともに大きく退勢、それに僕は今はクルマ中心生活ではないのだから、PDAといえども夏の服装で持ち歩くのは実に邪魔。
もちろんご想像のとおり、
であればケータイしかない、
そう、その通り。
ということで、この夏の手帳電脳化方針をご紹介。
なにがしか参考になる点でもあれば幸い ^^)
(ただし、予定管理メインの人にはあまり向いてないです。)
■最初にざっくり構造を示しておくと、次のとおり。
(各種ツールのリンクもここで載せておくので、後ほど適宜参照してください)
予定管理:Googleカレンダ+フォト蔵+携帯
ToDo管理:Remember the Milk(以下、RTM)
Wishリスト:メディアマーカー
メモ:携帯+Googleノートブック+メール+フォト蔵+Twitter+Googleリーダー
電脳化の余禄:Gmail
■予定管理
GoogleカレンダにてPCで管理するのが基本。
手帳としては携帯でGoogleカレンダを閲覧、予定追加、追ってPCで詳細設定したりする。
Googleカレンダのモバイルサイト(http://www.google.com/calendar/m)では、予定が閲覧できる他、予定のクイック追加が可能。
(予定追加は、PC用サイトで言語を英語に設定しておくと、できるようになる。英語にしても、予定等は普通に日本語で使える。)
5/10追記:
Googleカレンダの使用には、上記Google純正のものより、Google Calendar Mobile Gatewayの方が素晴らしい。非常に美しく便利なのでぜひお試しを。もちろん予定追加・編集もok。
5/14追記:
新しく携帯用ゲートウェイサービスとしてTAKE24/7というサービスが始まったが、使用感としては上記GCMGよりやや重く、また予定の追加はできるが既存予定の詳細確認や編集はできないよう(5/14現在)なので、GCMGの方がオススメだ。
ここまでで、週間予定と、アジェンダまでは携帯でok。
た、だ、し、これだけではまだ足りないのだ。
携帯用Googleカレンダは、一日表示、週間表示とアジェンダ表示なので、一ヶ月という期間での一覧性に欠ける。そしてこれというのは、予定管理の上では重大な不満だ。
そこで僕が打つ手はこれだ。
そうだ、画像にすればいいんやん。
PCでGoogleカレンダを表示する。その時点でわかっている予定を整備したうえで、「PrintScreen」キー一発!
画像処理ソフト(こうした、軽々と行いたい作業にはIrfanViewがオススメだ)で、カレンダー部分だけを切り出す(マウスで範囲指定、そしてショートカットキーだから1分もかからない)。そして携帯にメール。
もちろん携帯側ではショートカット等を使って、簡単にその画像を出せるようにしておく。
これが…なかなかキレイに見えるんだなあ。デザイン的にもカッコいい。
そして一発でひと月の予定が一覧できる。なんと、ちゃんと字も読めるのだ。
(画面のサイズが小さい携帯ではこのワザは使えないかも)
加えて、僕の携帯では画像の上にテキスト記入ができるんだけど(できるもの多いよね)、やってみたら、デフォルトでカレンダ画像上の字とほぼ同じ大きさの字で書ける。しかもプロセス少なく、簡単にできる。
そこで、状況によってはそのまま携帯で画像の上に予定追記もアリ。
(もちろん家でPCでちゃんと入力するけど)
もうひとつ、フォト蔵も利用する。
フォト蔵は携帯からもメール添付で画像アップできるので、これをフォト蔵のカレンダ用フォルダに入れておくと、携帯用サイトで見ることができるし、画像に対するコメント欄を利用して、いろいろメモ追記できる。
(もっとも、当初PCから携帯に送る際に、同報でフォト蔵にも送っておくのが便利)
出先で予定の追加は、基本的にはGoogleカレンダのモバイルサイトで追加。
ただし、時間がない時は、とりあえず携帯のメモ帳にメモして、あとから追加(普通、入力時にメモ帳から文を挿入というコマンドが携帯にはあるので簡単)
とりあえず月間一覧に書いておきたいときは、画像の上に書く。長いものや付随するメモなどはフォト蔵モバイルで画像コメント欄に記入)
帰宅後、寝るまでの間に、PC側で同期&整備。
予定追加がある程度以上に増えない限り、携帯用の月間画像を毎日毎日更新する必要はない。(画像上への書き込みでも十分)
もちろん、時間に閑があれば更新しておけばよりキレイ。
(まとめ)
・Googleカレンダを使用。PCで整備が基本。
・携帯でGoogleカレンダのモバイルページを使う
・一ヶ月一覧での予定確認は、画像を使って携帯で閲覧
・予定追加は
@基本:Googleカレンダモバイルで追加
A時間がなければとりあえず携帯のメモ帳にメモって、あとで入力
B月間画像には携帯でテキスト書き込み、メモ等はフォト蔵で
(なぜフォト蔵を選ぶか)
メールでの投稿が可能で、かつ保存先アルバム指定アップロードが可能で、さらにデフォルトで非公開に設定でき(アルバムごと設定)、さらに携帯から少ないステップで閲覧できるから。
Picasa、Flickr(本来僕はこれ愛用)、LivedoorPics等はいずれもこの条件を満たさない。
(なぜGoogleカレンダを選ぶか)
デザインがいちばんまとも ^^;) 画像にする以上これは重要。
携帯サイトあり。そこから予定追加も可能。
携帯アクセスが軽い。
GmailをはじめとするGoogle諸機能及びRTMとの統合性。
他者との予定共有性において、もっともきめ細かく設定可能。
■ToDo管理
RTMを使用。
基本はPCで整備。
RTMの携帯サイトを使用して、すべて完結可。
タスク確認、タスク終了、タスク追加、コメント等記入、確認
なお、RTMはメールでもタスクを追加できるので、通常、思いついたタスクを出先で追加するにはメールを使用。
(携帯にアドレス登録+短縮ダイヤルで送れるように設定)
(ちなみにtwitterからも追加可能)
個々のタスクや予定については僕はリマインダをあまり使用しない派だが、あらかじめ一日分のタスク予定を朝に携帯に送信するようにしておくのは便利。
そのリストがメールとして携帯にあれば、当座いちいちサイトにアクセスしなくて済む。
また、僕は当面の見通しのために、当日分だけでなく、3日後までの分も朝携帯に届くようにしてる。(送信時刻設定はもちろん可。目覚まし兼ねて ^^;)
(なぜRTMを選ぶか)
携帯からのアクセスが軽い。
期限等詳細無し状態で、思いついたことをとりあえず送っておける。かつ、それをあとで編集しやすい。
期限設定ができる。しかも延期は延期として管理できる。
クイック登録が便利。(タスク登録時に、「明日」とか「日曜」などと記入してもそれを日付に変換してくれる)
Googleカレンダーに自動的に表示させることができる。(これは大きい)
Gmailとも連携している
Twitterとも連携している
共同作業者とタスクのやりとり(送受信)ができる
リスト間移動が簡単。(とりあえず入れておく「受信箱」から各リストへの移動がキモ)
■Wishリスト系
僕は、今度読もうって本、買おうって本、もちろん人から聞いたものもだけど、そして本に限らずCD、DVDなども、
そうしたものを手帳にリストつくってるんだけど、
その部分の電脳化は、もうこれしかない。
メディアマーカー
もちろん携帯用モバイルサイトあり。
PC用と同じアドレスで携帯からアクセスすればモバイルサイトにつながる。ログインしてブックマークしておけばok
最初だけログインが必要だが、その際に「スピードログイン」を設定しておくと次回から簡単に入れる。
本屋をはじめ、出先で見たり聞いたりしてこれはと思った場合には、携帯から登録もできる。
その場合、メールでの登録もできるので、これもアドレスを携帯に登録、短縮で送れるようにしておく。
(PC用サイトで、設定>メール で、詳しい方法が載っている)
また、自分のリストの検索もメールでできるので、よく使いそうなコマンドは、アドレスのメモ欄に書いておく。
(PC用サイトで、設定>メール で、詳しい方法が載っている)
■メモ系
冒頭にも書いたとおり、ここが僕の手帳の最大の核。
いくつかのツールを併用する。
(1)携帯のメモ帳
ショートカット登録ですぐ書ける状態にしておく。
以前は自分宛メールなども利用していたが、書くまでのステップの少なさということで、基本的にはメモ帳機能のほうを採る。
かつ必要に応じて、メモ帳は、あとでメールもできる。
(2)Googleノートブック
これがモバイルで使えるようになったのは大きいっ!感動っ!
最終的にはここに一元的にメモを集結させようと考えている。
メモもメールも写真も取り込める。
携帯用ページは、アドレス末尾に「/m」をつけるだけ。
(http://www.google.co.jp/notebook/m)
最初だけログインが必要だが、次回からは煩わされずダイレクトに行ける。
直接書き込むのもアリだが、当座の時間猶予に応じて携帯のメモ帳からあとで流し込むというのもok。
(3)写真
しかし思考を伴うメモ書きには、手書きしながらということが大切。
そして手書きメモにはイメージの一覧性もある。
そこで、ノートだろうがレシートの裏だろうが、そうしたことを紙にやったら、すかさず写真で画像化しておく。Gmailにでも送信しておけば、もちろんこれもGoogleノートブックに追加できる。→ そして後からいくらでもまた携帯で見れるし書き込める。
(4)twitter
ライフログ的に使えるのはご存知のとおり、加えて、思いついたアイディアやそのタネを投稿しておくのもアリだと思う。
また、twitter上で友人等と意見交換をする中に、よいタネが潜んでいることも多々起こり得る。
そこで、twitterも、モバツイッターはもちろんだが、至短時間で少ないステップで一文投げておきたい場合のために、メール投稿環境を整備しておく。むろんこれもアドレス登録しておく。
モバツイッターの写ツ用のアドレスで文章も投稿可。
メール投稿もモバツイのものがよいと思うが、
その他では、次の二つがオススメ。(それぞれ用意されてるコマンドが違うので、用途に合ったほうを選ぶといいと思う)
・tmitter
・TwitterMail.com
さて問題は、せっかくのtwitterログをどう管理するか。
twitter純正でもフィードを出力する方法はあるし、あるいはGtalkやIRC等の利用というのも手ではあるが、投稿元プラットフォームを問わず、しかも簡単にということになると、このRSSを取得するのがベストだろう。
Twitter Digest
ここで自分のtwitter IDを入れると、過去一日のログが(友達との会話も含め)表示される。
そこにあるRSSフィードをリーダーに登録しておけば、毎日twitterのログがRSSリーダーに保存されていく。
(他にもtwitterのフィードを取る方法はあるが、今のところここを気に入っている)
■余禄として
手帳のコンテンツの電子化ということとは違うが、こうした電脳化システムに付随するものとして、GmailとGoogleリーダー。
いずれも携帯から閲覧できる。
Gmail> http://gmail.com (ログインしてからブックマーク)
リーダー> http://www.google.co.jp/reader/m/ (同上)
■定期的な整備
次のような定期的整備が必要
(1)daily
基本的に帰宅後、あるいは就寝前に、Googleカレンダ及びRTMをPC側で整備する。
・携帯から追加した予定への詳細追記
・携帯で画像に書き入れた予定やメモの反映
・フォト蔵でメモった内容の反映
・必要であれば月間表画像の更新と携帯への送信
・明日のToDo一覧の整備(携帯へのモーニング送信用)
(2)weekly
主としてメモ類の整理(+α GTDレビュー)
携帯のメモ帳、手書きメモの写真、メール、twitter等にあるメモを、Googleノートブックに整理する。
翌週に考えたいこと関連のメモ類を、携帯に送信しておく。
GTD的にRTMで週間レビューと再整理をしておく
携帯電話は入力の道具としては使いにくいので、主に通話とデータの閲覧で。データはネット上において、必要に応じてブラウザで閲覧するという感じです。ここらへんは、Shuさんと似たような使い方ですね。ただ、主に使っているのはGmailとGoogle Calendarと自宅サーバ上のwikiです。少ないですね…。
文章をうちこむ道具としては携帯電話は使いにくいのですが、カメラがついてますので、名刺や時刻表、その他もろもろは撮影しておきます。名刺の画像なんかは、ファイル名を会社名と氏名にしておいて、携帯電話の検索ツールで検索できるようにしてあります。面倒なのでテキストで書き直すことはしません(^^;
これでも、十分使えるんですよね。
ちなみに、名刺画像のファイル名を会社名と氏名にすると書きましたが、実際には会社名の最初の3文字(カタカナ)と姓(カタカナ)をスペースで区切ったものにしてます。なんというモノグサ(--;
この方法の欠点は、撮影した画像のファイル名を自由に変更できて、かつ、ファイル名で画像を検索できるような機能を持った携帯電話でないとだめで、そのような携帯電話はとても少ないということでしょうか。
ひさしぶりでっす♪
そーなんですよねぇ
携帯は入力が不便っ
が…今のところそれで運用してみてます ^^)
一方で写真機能は携帯の強みですよね
送信までできちゃうわけだし
でも僕の携帯はファイル名検索はできません ^^;)
携帯に希望としては、
ファイル名検索ができることに加えて、画像等ファイルにコメント付加できるようにして、それらも検索対象になればいいのになぁと思います。
最近携帯買い換えたんですが、今度のはメモが全文検索できるので、その点 感動しました。
ところでtoyboxさん、twitterはやってないんですか??
もしやっ(て)たら、addしましょう ^^)
urlをさらせばよいのかな?
http://twitter.com/toybox2004
ところで
> 画像等ファイルにコメント付加できるようにして、それらも検索対象になればいい
ですね。所謂スマートフォンといわれるタイプの携帯電話だと、できてもよさそうな気がします。ただ、willcomのw-zero[es]を使ってみたことはあるのですが、いまいちなのでした。動作がモッサリ感が気になってしまいました。
twitter早速followさせてもらいましたっ
登録メールに多分その知らせが行くと思うので、followし返しといてください ^^)