
今日は雨だったので、気持ちよく出かけた。
雨はいい。 ^^)
歩法も最近かなり板に付いてきたので、濡れた道でも水はねもなく快調だ。
歩法とは別に、傘をさして歩いている際は、
よく幕末ものなんかに出てくる、武士が傘をさして歩きながら、刺客の攻撃に、ぱっと傘を落として跳び下がりつつ刀に手をやる、というイメージ。
具体的には、
傘(そしてもう片手の荷物も)を持つ手のリラックスである。
傘に限らず、ものを保持するには(もっと言えば、立っていることさえ)、必要最小限の筋入力により、自然界の重力を最大限有効に使うことを理想としているが、この傘を持つ手も同様。
筋肉は、リラックス状態に近いほど、咄嗟の反射がよくなる。
ちなみに傘は、今日のように風がない日であれば(神戸)、手との摩擦係数だけでも保持していられるような感じだ。もちろん実際にはプラスαの握る力も入力しているが。
あとは、傘の重心と、歩く慣性とのバランス、そしてプラスα力の調整だ。
思えば、高校の頃にテニスで、マッケンローのぐにゃぐにゃグリッピングを参考にしていたが、あれもある意味同じ効果があるものだったなと、今は思う。マッケンローの天才性のひとつにあげられていたが、なるほど、である。武術的にも正しい。
また、雨に傘をさしていると、雨粒の音で、周囲の音が適度に聞こえにくい。こうした中で歩きながら、後方や周囲の気配を感じようとしながら歩くことで、不期訓練にもなる。
全身リラックスして、無駄な筋力を排しつつ、肩胛骨をフリーにし、真っ直ぐ見ているが周囲の気配を感じて歩く。
いい訓練になる ^^)
あとは、凍結路だ…
厳冬期の北海道を度々訪れていた頃は、まだ今の歩法を完成していなかった(というより着手もしていなかった)ので、ぜひ凍結路、それも凍結面に薄く雪が乗ってる状態の道を歩いて試したい。
理論的には、今の歩法で問題ないと思われるが、実際に試すことで微修正をしたい。
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