2008年03月15日

音楽雑記のつづき

 まあ昨日のつづきといった感じで。

 その昨日書いたように、昨年から今年にかけては、僕が音楽に「ちゃんと」出あった心地のする時期だったわけだけど、今振り返るなら、周囲の環境にも何かそういう流れのようなものを感じる。

 ひとつは周囲の人のこと。
 ひとつは、ちょっと以前までは想像もできなかった、The Police来日公演。
 そしてAndy SummersやStingの自著、Stewartの映画。



★周囲の人といえば、
 当然やはりケンちゃんとの出あいは何より大きい。
 いつのまにかまたベースを買ってしまうほど、音楽にすっかりハマってしまった。
 もう今日はこれ以上同じ話は繰り返さないけど。


★僕の前職の同期で、親友の一人、もう長らく直接は会えていないけど、最も絶やさず連絡をとりあってる仲、
 その彼が、高校時代の大の仲良しとmixiで再会したよ、という話を聞いてみると、その旧友が安部潤という人だった。

 僕は安部潤という名前を聞いてもぜんぜん心当たりなかったけど、Field of Viewは知っている。そのメンバーだったらしいけど、現在はアレンジャーとして随分活躍してるみたい。
 MISIAとか安室奈美恵とかBoAやらケミストリー、ミヒマルとか。

 これ自体、だからどうだって話ではないんだけど。ひとつひとつでは。
 (ところで福岡ってのは、ほんとに音楽のひと多いね… ^^)

★それから
 今となっては最早周囲の人などでは全くないんだけど、
 僕は大学の頃、すごく大好きなひとがいて、
 だけど自分そして彼女の諸般の事情を考慮して、さんざん苦悩しつつも、結局僕はクドかなかったし好きだとも言わなかった。

 どっちだと言われれば、僕は今だってある種の硬派であるつもりだけど、当時の僕といったら、今でさえ蒼くさい僕がもっともっと蒼くさくって、もっともっと杓子定規に硬派だった。 ^^;)
 いわば原理主義だね。(もっとも 若い頃はそのくらいでありたいものだけど)

 だけどもし今の僕であったら、また違った選択もあったんだろう。

 …という人がいて、
 連絡をとったりしてたのは10年くらい前が最後なんだけど、その頃、彼女は、ボーカル教室に行こうと思ってるって言ってた。へ〜 なんてふうに聞いてたんだけど、趣味の範疇の話と僕は思ってた。それにしたって十分意外だなあ、と思いながら。だって、学生の頃僕ら友達連中は曲がりなりに軽音で音楽やったりしてたんだけど、彼女はまるで興味なんてなさそうだったから。

 それが、昨年ネット上でたまたま彼女を見つけてみると、アーティスト、ミュージシャンとして活動してる!
 ファンサイトで写真を見るかぎり、間違いなく久しぶりに見たあの子の顔だし、苗字はともかく名前が同じ、誕生日も僕は覚えてた。僕と同じ、22日生まれは波乱万丈というから忘れない。^^)
 なんとなくうれしくて、そしてmixiでマイミクにもしてもらったけど、
 それから僕はいろんなことを思った。

 行動だなあ、と思ったし
 ちゃんと考えてみれば彼女らしいなあ とも。

 その頃、僕はケンちゃんとスタジオで遊び始めてた頃だけど、
 ケンちゃん、あかんやろ…こんなんじゃ と思い始めた。

 ギターがほんとに好きで、ギターと音楽をほんとに愛してる。だけど愛してるだけじゃなくて、ミュージシャンになりたいと思ってる。ストリートで歌うし、ステージに立つこともある。
 だけど、そっちに焦点を合わせきれてないんじゃないのか…
 バイトはとりあえず糊口をしのぐ為だろうのに、どっちつかずになってんじゃないのか…
 デモテープなり送ったり、ライブをやるならやるでちゃんとやったり、
 本当に自分が進みたい道があるなら、その道を歩かないとだめなんじゃないのか…計算とか生活じゃなく。目指すところがあるなら、模索しながらでも、とりあえずそっちに向かってる道を歩かなきゃ。
 逆にそうでないなら、バイトなんかじゃなくちゃんと就職して働いた方が余程割がいい。

 ある日、僕は、こういう知り合いが今こうなんだよ、びっくりした、って、彼女の話をした。

 それからしばらくして、僕は、ケンちゃんに言ったもんだ。
 「来年はまじめに音楽やろう。バンドやろう。お互い毎月一曲以上、8月には10曲選んでCDつくる。それからライブ。」(現在は計画前倒しで8月が6月になってるけど)


 もし僕らがこのまま本当に音楽をちゃんとやってくことになるとすると、そのきっかけは彼女にある。不思議なものだ。

 僕は音楽でプロになろうとは思わないけど、とにかくケンちゃんをその世界に送り込みたい。それまでは本気でやる。


 ちなみに、今こうして書きながら考えてると、
 僕がいろいろなことを思った、それは、ケンちゃんのことだけじゃなかった。
 音楽とは道が異なろうとも、僕自身のことをやはり思った。
 実際にその道のりを彼女から聞いたわけじゃない。苦労したのかもしれない。楽しかっただけかもしれない。壁に当たったこともあったかもしれない、なかったかもしれない。
 話を聞いてない分、かえっていろんな想像をする。
 そして、いろんなことを思った。
 オレは何やってんだろな と。

 時は年の瀬も近い。
 不思議にこの頃から、エネルギーとテンションがぐんぐん上がってきたんだけど、そして不思議な無風状態的期間の終わりが見え始めた、そうして年が明けたんだけど、
 今はじめて気づいた、僕自身が、彼女のおかげでトンネルを抜けたのかもしれない。
 今気づいた… ひょ、ひょっとして恩人だったのか…も ^^;)

 もちろん単にタイミングの問題なのかもしれない… それはわからないけれど。


 人って、自分の意図しないところで、いろんな影響を与え合っているものだけど、今回のこれも、そうした縁起なんだろうなと思う。
 これがただの知り合いだったらきっとそんなにモノ思うこともなかっただろう。かつて懐かしい思い入れの程の故に、それはひとつの何か大きな波紋を胸にひろげた。

 彼女のこと、彼女のユニットのこと、新しい作品のことは、もうちょっとこの記事のほとぼりが覚めた頃、また紹介します。小っ恥ずかしいから。
 それにここもせめて以前並みに、もっと読者がもどってきてくれてからのほうが紹介し甲斐があるだろうし。あはは


 そう、そんなこんなの何か流れのようなもの、それも音楽にかかわる流れのようなものが、去年から今年にかけて、僕のまわりに流れ始めてた。


★そのもうひとつは、The Policeの再結成。
 以前からblogでは書いてたことあったのかな… どうだったか忘れたけど、僕は昔っからの、大大大のっポリスファンっ。

 そもそも昔に僕が音楽を演りたいと思ったのは(遊びだけど)、ポリスを演りたかったから。
 僕がジャンケンで負けたりしたわけでもなく最初からベースを選んだのも、ポリスのベースラインのカッコよさにあこがれてたから。

 中学から高校2年まではポリスの歌詞を読む以外に英語の勉強なんて一切しなかった。英語力の基盤もポリス。あははは。

 そのポリスがっ 再結成ツアーをやるっ 日本に来るなんて!!

スチュアート・コープランド
発売日:2007-06-29
あまなつShopあまなつで見る同じレイアウトで作成
 そうした流れの中で、昨年にはドラムのStewartが、ポリスのドキュメント映画を。もちろん観た。
 もっとも、これはファン以外には格別オススメというほどではない。

 年末から年始にかけて、前の記事に書いたように、曲をつくるということについて全くの素から模索を始めたわけだけど、普通どうやってつくるんだろう、誰かの話をきいてみたいなあと思いながら本屋をブラついていると、これも前記事で触れた、ポリスのギターのAndy Summersの自伝とやらをたまたま見つけた。

 へ〜 と思って、早速購入。
 実は曲づくりの具体的な手法なんてものはほとんど載ってなかったんだけど、この本、実っつに面白い。



 ポリスのファンでなくとも、それどころか音楽に格別の興味がないひとであっても、きっと面白いと思う。オススメだ。
 なんといってもAndyの波乱万丈ぶり、そして人生に対する素直で真摯な態度、軽妙な語り口、読み物としてほんとに面白い。
 (ただし音楽的誤訳がちょっと多い…けどまあ大勢に影響なし)

 僕はポリスの大ファンだと言っても、あくまで音楽のファンなんであって、メンバー個々の人となりだとか、ましてビジュアル的な面ではほとんど何の興味もなく、サインが欲しいと思いもしない。
 だから、あまり個々人のことを詳しくは知らなかったんだけど、この本を読んで、あらためて僕はAndy Summers彼個人のファンになってしまった。

 「ポリス全調書」なんて、相変わらず日本の出版業界らしい浅薄で馬鹿げたタイトルがついているけど、原題の「One Train Later」というとおり、Andyはすごい波乱万丈の末にポリスに出逢っている。
 読んでからあらためてこの原題を見ると、ちょっと泣けてくる。

 若き日々、ロンドンで既に一定の名をあげながら、クラプトンなどとも交友していた彼だが、当時の人気バンド、アニマルズのリードギターまで登りつめた後、アメリカでドン底生活に墜ち、住むところすらなく知人宅を転々、細々とギター教室を開いて小金を得る暮らしへ。かつての仲間たちは皆して功成り名を遂げている。

 そのドン底で、真に愛すべき彼女と出会って再出発を決意、結婚してロンドンに戻ったものの、プライドを捨て、かつてのコネを頼っては仕事を漁る日々。そんなときにSting、Stewartと運命の出会いをするんだけど、このときのことが、Stingの自伝では「Andyは若々しく余裕に満ちて天使のようだった」と描写されている。
 僕は、かの苦しい生活と苦悩、ドロにまみれたプライドの中で、そうしたことを一切表面に出さず、「天使のよう」でいられたAndyの人間力というか…そうしたものに深く感銘を受ける。

 最後(あとがき)でのすごいハッピーエンドのおかげで読後感もいい。
 この本はオススメ。
 ニコラス・ケイジがプロデューサーで近く映画化されるとのこと。

スティング
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 同じ頃、これもたまたま、今度はStingの自伝も偶然目に入った。
 こちらは、ファンでないとそう面白くはないと思うけど、ファンにとっては驚きのエピソードもいろいろあった。(「Fall Out」のギターはStewartが弾いたものだった!とか)

 Stingは、もともとギターを弾いて歌ってたんだけど、ある時からベースに転向。
 友人と3人で毎日のようにブルースをやって遊んでたとき、ある日、いつもベースをひいてくれる一人が休みで、しかたがないから代わりにStingがベースを弾いてみたところ、すごいことを発見したという。
 音楽を支配しているのはベースだと。ギターのヤツが何を弾こうと、ベースがCを弾いている限り曲はC、Aならギターが何をしようとA、これはすごい、オレは絶対ベースがいい。それからベースを持つようになったとのこと。
 これも何だか実にStingっぽい話だと思うけど。
 音が好きとかそういうことじゃないんだね、って。あはは。

 そのSting、ポリス直前のアマチュアバンドの頃は、自ら課すように毎週一曲作ってたらしい。ほんとは僕とケンちゃんもそれくらいの気合でやりたいとも思うんだけど… ケンちゃんはともかく僕は本当の素人だからとりあえずもう少し低いハードルからスタート ^^;)

 ベースに転向したものの、Stingに言わせると、ベースというのは歌いながらはやりにくい楽器らしい。ひきながら歌えるようになるためにかなりの練習が必要だったと書いてる。そしてもちろんベースラインもそのために工夫したと。
 僕はギターをやらないから比較できないけど、Stingがそこまで率直に話してるのは意外だった。


 こんな感じで、僕のまわりでポリスの話も飛び交い始め、
 こんな感じで、何か音楽的な流れのようなものが後押しでもしてるような感じになって(気のせいかもしれないけど)、ますます 俄然音楽を楽しむ環境ができてきたわけ。


 ところでThe Policeといっても もう古いバンド。
 Stingを知っていても、ポリスなんて知らないって人も多い。
 僕がそんなにも好きだというポリスがどんなものなのか、興味のある人は、ぜひ、アルバムではなくライブ盤を聴いてみてください。ポリスの真骨頂はライブだからね。
 Stingのベースラインのカッコよさ
 ひとつひとつの音、その置きどころに命をかけるギタリストAndy
 アグレッシブさとセンスを兼ね備えたドラム、Stewartは最高のドラマーとの声も高い。
 トータルでは… 一見スカスカに思える「間」の中での、一音一音の置きどころ、使い方、そのカッコよさがポリスのカッコよさだと思う。特にライブは。

 ライブ盤オススメは このあたりか…

ザ・ポリス
発売日:2005-09-28
あまなつShopあまなつで見る同じレイアウトで作成
     
The Police
発売日:2003-03-04
あまなつShopあまなつで見る同じレイアウトで作成


 左側(DVD)は、レンタルでも置いてるとこが多い。
 右側(CD)は、2つのライブ、二枚組みでお買い得。
 どちらもかなりのオススメ ^^)


★そうそうそれから…曲をつくるといえば、あの映画を観た。

ヒュー・グラント. ドリュー・バリモア. ヘイリー・ベネット. ブラッド・ギャレット. クリステン・ジョンストン
発売日:2007-09-07
あまなつShopあまなつで見る同じレイアウトで作成

 僕は、ヒュー・グラントが好きだから、ストーリーがどうであろうと、映画としての出来がどうであろうと、彼の演技を見るために安心して出演作を観るんだけど(そして彼の英語が好きなので真似るために)、
 なんというタイミング…ここで歌作りの話なんだから。

 この映画の中で、ヒュー・グラントは作曲家、ドリュー・バリモアが作詞をするんだけど、こういうシーンがある。

 ピアノの前でずっと待ってるヒュー・グラントなんだけど、曲のある部分で彼女がなかなか詞の着想を得ない。
 思わず言う、あと4行だよ、どうにでもなるだろ、いいんだよ、大事なのはメロディーの方なんだから、という意味のことを。
 ドリュー・バリモアの反論が、すごく印象に残った。
 それは違う、と。
 人で例えたら、メロディーは第一印象とかルックス、あるいは性的なもの。
 歌詞は、それからだんだんわかってくるその人の内面とか人間性だ、って。
 その両方が相まって、その人(曲)の本当の魅力が生まれてくるんだ、って。

 すごく面白いなと思って、ずっと印象に残った。
 編曲、アレンジは、オシャレ、服装とかメイクみたいなものかな、とか一人で考えてみたり。
 素っぴんがいいと、どんなアレンジをしたっていい曲になるもんね。

 僕はDVDで観たから、余計にえらくタイミングの良い頃合でこの映画を観てしまったわけ。


★近頃ふと思うんだけど、
 高杉晋作なんてのは、ほんとロッカーだよね。
 いま生きてたら、ほんとにそうなってるかも…

 折りたたみの携帯三味線を持ち歩いて(というかそれ一本ということも多々だったし)、三味線かき鳴らして即興で歌えば京で流行り歌になったり。(まさに流行歌)

 竜馬も三味線、琴もこなす。

 信長の愛笛も有名。

 音楽っていいよね ^^)



 長い雑記でした ^^;)
 が、テーマが何であるにせよ、ものを書く気になったというだけでも僕の復調はホンモノでしょう。はっはっは。


 もっとも 本来皆んなが僕に期待するのはこんな話じゃないんだろうけど…
 ま、徐々に徐々に だんだんと だんだんと ^^)

 ここ数日、海外のICQ友達も次々に声かけてきてくれる
 1年もつないでなかったのに。リストにちゃんと置いててくれたなんて。
 少し感涙 T_T)    ありがたいや…


posted by Shu UETA at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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