2005年10月09日

UIゼンセンの徴兵観


 先日、連合の新会長となった高木氏の出身労組はUIゼンセン(全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟)だそうだが、そのUIゼンセンの徴兵観というものが報道されており、実に意外の感を受けた。(基本的に僕と全く同じ立場だ ^^;)
 一定規模の労組組織がこうした健全な(というのも一方的な評価だが)認識を示し得るということに驚きを禁じ得ない。

 徴兵制否定の連合見解批判 高木新会長のUIゼンセン(産経)





 報道によると、こういうことだ。
 
  •  UIゼンセン同盟が、憲法や安全保障政策についてまとめた連合の見解に対し、徴兵制導入を否定した点を「あえて表現することは不要」と批判する意見を提示していたことが分かった。

  •  UIゼンセン同盟は「国民主権を原則とする主権国家の防衛を考えるとき、単純に、徴兵制は採らない、とうたうことは、“自らは戦わない”と表明することになる」と批判

  •  ただ「近代戦において徴兵制は、戦力としての効果の面から不採用とすることは理解できる」と述べ、軍事的な観点から徴兵制を導入しないことに理解を示している。



 徴兵というオプションに対する認識は、これに見る限り、僕と同じだ。^^)

 もっとも、本来なら副産物となるであろう、社会問題のいくつかに対する効果も徴兵制には考え得るが、しかしそれもそれを目的とするには費用対効果的にも、心理的障壁的にも割には合うまい。

 僕自身、労組といえばひとくくりに考えてきたが、実に今回のこの報道にはちょっと反省させられた。


posted by Shu UETA at 20:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 天下-その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この見解は私も100%一致するところです。
徴兵制の是非については、最近、この地で研究課題になり、多くの人と討論した際、

「単純に、徴兵制は採らない、とうたうことは、“自らは戦わない”と表明することになる」

という趣旨の主張を私も強くしたのですが、諸外国の学生からは強い賛意は得られませんでした。
こういう考えは日本独特のものなのかもしれませんね。諸外国では、こんなことは、言うまでもなく自然発生的に国民感情として存在しており、いちいち表記するまでもない事なのでしょう。
(よって、そんなこといちいち言うなと一蹴されることになる・・・)

今の日本の現状を顧みると(こういった主張がニューズ記事になるということからも)、高木氏が語るところの、当たり前の考え方が極度に不足しており、日本が国際社会で尊敬を得られない一つの遠因になっているのだと思います。
Posted by imaichi at 2005年10月10日 08:36
> imaichi

> 諸外国の学生からは強い賛意は得られませんでした。
> こういう考えは日本独特のものなのかもしれませんね

 独特というのは、これは、「それが当たり前だから」という意味だよね?
 そもそも兵役と税金と参政権はギリシア・ローマの昔から一環のものというのが西洋の感覚だろうから。

 世界にさまざまな種類の思想立場はあるけれど、こうした問題に関する感覚は、たしかに(今日の)日本はちょっと特殊かもしれないですね。
Posted by Shu at 2005年10月10日 22:00
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。