2004年09月20日

今日のニュースから

 今朝のニュースから、興味をひいたもの、まだ記事にする以前の当座のコメントがあるような、注目ニュースをいくつか。

  •  江沢民氏引退
  •  在日米軍再編関連
  •  公明、9条は加憲論議で
  •  海外養子あっせんトラブル続発
  •  対テロ「EUに軍民混成部隊を」



江沢民氏引退

 朝日 中国の江沢民党中央軍事委主席が辞任 胡氏が全権を掌握
 産経 江沢民氏が完全引退 胡錦涛氏、3権掌握
 日経 江沢民氏、軍事委主席を辞任・胡錦濤氏が3権掌握
 読売 江沢民・軍事委主席が辞任、胡錦濤氏が三権掌握
 読売 「胡同志は合格」、引退書簡で江氏が賛辞

 ついにこの時がきたか…と感慨一入 ^^;)
 さすがにこうした記事は朝日が最も詳しい。
 今後の江沢民氏の影響力について予断はできないものの、いずれにせよ、来年あたりは、日中関係にとって転機を生み出しやすい重要なタイミングが各分野で訪れる可能性が高いと思う。ここでしっかりした戦略性をもって構想を練ってもらいたいと思う。
 たしかに江沢民氏の影響力がなくなるとは思わないが、しかし私の個人的推測では、中国の場合、こうした移譲のケースは、後継者の路線に対しある程度の納得に至ってのことであると思う。
 逆のパターン、つまり、胡錦濤氏が逆に政策的にある種の誓約をすることによる移譲ということは、中国人、それも海千山千の政治家のメンタリティとして考えにくい気がしている。少なくとも公式の権限が移ってからでは、何とでもなってしまうことであり保証もないことだから。
 軍事戦略においても、対日政策においても、胡錦濤氏と江沢民氏とでは、ある程度の色彩の違いがある。軍の掌握には多少時間を要するかもしれないが、いろいろ変化は現れてくると思う。
 日本としては、胡錦濤氏グループの政策思想を再度よく分析し、この機に対し戦略的に構想を組み立て、かつ、各種の外交サインを見落とさないようにしてもらいたい。



在日米軍再編関連

 日経 在日米軍再編、司令部管轄の極東限定を要請へ・政府

 標題の通りの内容だが、この要請は、いかにも日本らしい表面的な「問題処理」的発想ではないだろうか… ^^;)
 米軍の世界的な再編構想は、装備の質等変化及び戦略変化を根拠にした、軍事プレゼンスのあり方に関する構想シフトだが、そうした主旨を無視した話になる。
 今後日本も応分の役割を担うという方向を示しているだけに、軍事戦略的な枠組みの中で、本質にかかわる議論をしてほしい。
 仮にこうした政局的要求からの「問題処理」を狙うにしても、もう少し米国にメリットとなるような上手い話のもっていきかたをしないと、目的達成のためにも稚拙なやりかたではないだろうか…
 個人的には、むしろ手を加えるのは安保条約の方ではないかと思うのだが。それが今日の安全保障環境に合致している。


 読売 沖縄米基地の一部東南ア移転構想…中川・自民国対委長

 これも、本質議論ではなく、いかにも「問題処理」的発想ではないだろうか…
 そもそも軍隊が駐留している戦略面に対する分析の形跡がなく、米軍の思想に対する顧慮がないうえ、東南アジア諸国に要求するにしても、何かしらの軍事的必然性で話すならともかく、騒音、事故など住民の反対根強く負担が大きい、などといった理由では…しかも、受け入れてくれれば金をやる(経済援助)などとは…^^;)
 ちなみに米軍が指向しているのは、薄く広くの配置よりは、各地域ごとの拠点集中、迅速展開といった方向性ではないだろうか。



公明、9条は加憲論議で

 日経 公明、9条は「加憲論議の対象」・党大会見解で

 1項、2項とも現在のまま残し、例外規定としての文言追加を、との方針である。
 公明党の立場による苦慮は認めるが、やはり、せっかくの改憲論議、もはや、そうした奇妙複雑な憲法条文を構成する方向は捨てるべきだと思う。
 本来、憲法たるもの、シンプル明快でなくては。
 極論すれば、現行条文維持で、自衛隊を廃止するのか、あるいは条文改正で自衛隊(もしくは軍隊)を明確に位置付けるのか、でなくては。



海外養子あっせんトラブル続発

 読売 海外養子あっせんでトラブル続発、人身売買の恐れ

 こうしたトラブルが多発し、かつ国際的非難まで浴びていようとは…寡聞にして知らなかった。
 認可制ではあるものの、罰則規定がない故か、との見解も載っているが、いずれにせよ、この問題に関わらず、罰則がなければやる、との今日の世情はかなしい限り。法律以外に人間を縛る倫理意識というものを社会が失っている。



対テロ「EUに軍民混成部隊を」

 朝日 対テロ「EUに軍民混成部隊を」 専門家グループ提唱

 軍事作戦の後イラクやアフガンへ派遣された多国籍軍の活動について「治安回復のための手立てを十分持たず、今なお続く人権侵害や犯罪集団の拡大を防げないでいる」とし、治安回復と復興のために多国籍軍の編成が見直されるべきとの考えを示唆、『人間の安全保障』対応部隊」と名づけた混成部隊の創設を提言、規模は1万5000人程度を想定し、警察官や、法制度再建、人道援助を担う専門家ら5000人が軍部隊と行動を共にしながら、民族対立、失業、人々の暮らしを立て直すとしている。

 よい構想だと思う。興味大、今後注視していきたい。
 日本こそ、こうしたパッケージ構想力があれば…と些か残念。^^;)


posted by Shu UETA at 09:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 天下-その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。