それを少し概観してみましょう。
- 長禄元年(1457) 太田道灌が城を築く
- 文明16年(1486) 扇谷定正に太田道灌が殺され、その後扇谷氏が江戸を治める
- 大永4年(1524) 太田資高(道灌の孫)が北条側に立って江戸城を攻め取る。その後北条氏が江戸を治める(城代 遠山氏)
- 天正18年(1590) 豊臣秀吉の小田原(北条)征伐後、徳川家康が江戸城に入封される。
- 慶長11年(1606) 家康、本格的な改築開始
- 寛永16年(1639) 第三期大工事により江戸城完成
- 明暦3年(1657) 明暦の大火により天守閣焼失
- 太田道灌の時代を遡ることはるか、平安末期に、桓武平氏秩父党の一人、江戸重継が江戸の地に初めて城を築いたと言われる。
しかしながら、この時の城の正確な位置、規模等は不明であり、現在の位置に築かれた城と確認できるのは、太田道灌が完成させた江戸城が初めである。
次回8号も引き続き、太田道灌のエピソードを紹介します。
お楽しみに。
「名将言行録」の案内/登録/解除/バックナンバーはマガジンHPからどうぞ。
【関連する記事】