2004年07月22日

腕に全身の力を動員する

 刀の上げ下げについて、腕によって行うのではなく、全身の力で、特に体幹部の力を刀に乗せるということを行うとき、なかなか最初から、体内の力の線を感じることは難しい。


 そこで、刀を持った腕に一切力を入れず、かつ全身極力脱力して、腕以外の全身の力だけで大きく木刀などを振り上げ、振り下ろすことをやってみると、足首、膝、腰、背骨をくねらすような形で、刀を振ることができる。
 これは、傍目には気でも狂ったかのような間抜けでおかしな動きになるが、この動きを段々と小さくしながら、身体の中を流れる力の線を感じていき、その感覚を生かして、今度は普通に素振りをしてみると、徐々に腕以外の部分の参加を意識できるようになってくる。
 少し動きが固いなと思ったときに、これを少しやると、また感覚がもどったりもするので、稽古前に軽くやることもある。
 (ちなみに、木刀等を持たず、脱力した腕だけでも同様のことができる。立ってやる、座ってやるでまた感覚が違い、おもしろい。)

 この意識が太くなってくると、普通に素振りをしても、これまでよりまったく剣が軽々と感じられる。つまりは、腕にほとんの力がいらないような感覚であり、腕は刃筋のコントロールと手の内の感覚に集中できる。

 この動きはしかし、甲野氏の言う、いわゆる「うねる動き」を身につけてしまう危険があるため、この、うねりの中で、その力の線のみを意識し、この意識によって、意識可能となった各部を一斉に動員することを工夫していきたい。
 これが現時点での着意のひとつ。
 (徐々に手応えは感じつつある  ^_-)


posted by Shu UETA at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 武術/身体 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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