2005年03月12日

ニュース雑感

 今日は単なる雑感をいくつか ^^)

 ・ 「一生、酒は飲まない」 中西衆院議員が謝罪会見(産経)

 ・ 「竹島の日」条例案可決 島根県議会委「一番悪いのは政府」(産経)

 ・ 集団わいせつ事件受け、国士大が対応策(読売)

 ・ 観光立国:外国人の語学指導助手に、日本の魅力教えて(毎日)


 ■「一生、酒は飲まない」 中西衆院議員が謝罪会見(産経)

 いかなる政体であれ、政治が真に適切な政策を行い得るためには、為政側と国民との間での信頼感というものが不可欠だが、今日の我が国では、そうした信頼感の醸成を妨げる出来事が多いのは実に残念だ。

 僕は、必ずしも為政者が道徳的である必要はないと考えているし、国家と国民のために必要な政策を思いつき、実行する能力がより重要であろうとは考えているが、そうした能力を持っても、とりわけ民主政体においては、「信頼感」というものの欠如は大きな足枷となる。

 よって例えば今回の中西氏についても、ただ個人としての問題ではなく、国政というもの全体に与えるダメージということに思いを致すべきと思う。(もちろん、彼一人の問題でないことも事実だが)

 ちなみに個人的感覚としては、「一生酒を飲まない」などと言う態度とは、ささやかな責任転嫁のような気がして不愉快だ。
 酒云々ではあるまい、というのが僕の感覚。
 仮に彼が本当に断酒をし得たとしても、僕に言わせれば、そんなことなど問題ではない。

 もちろん個人差はあるにせよ、酒酔いということの影響は、理性のタガを緩めてしまうということであって、酒酔いによって、普通ならしないことをするというのは、普通ならするのを我慢していることを我慢できなくなるというに過ぎない。
 例えば僕ならば、いかに理性のブレーキをなくそうとも、他人の胸を揉みたいなどとは思わない。^^;) 平素、理性でそれを我慢しているわけではない。
 理性のブレーキの効きが悪くなれば、口説きたいという衝動を抑え難くはなるかもしれないけれど。(いや現になるだろうが ^^;)

 そうした意味で、酒云々と言い訳する以前に、自らの本性ということに反省を向けるほうがよほど好感は持ち得る。

 しかし、今日日本人の大多数は、エリートなどという者たちよりも、国民の代表であり庶民の代表による政治ということを期待しているのだろうから、そうした意味では、彼のような代議士は実に庶民的な素晴らしい代議士なのかもしれないが。


 ■「竹島の日」条例案可決 島根県議会委「一番悪いのは政府」(産経)


 そもそもこのような県議会での決議などというものは、国家の外交を拘束するものではないのだが、国政というものが国民の意志を基礎になされる以上、そうした国民意志の一部を明確に示すという意味での多少の影響力はあるだろうし、また県議会はそれを期待してのことでもあろう。

 ここにいう「一番悪いのは政府」というのは実にその通りであって、何十年もの長期間にわたり、態度を不明瞭にしてきた政府を非難する見解に、僕も賛成だ。
 政府は口では「竹島は我が国固有の領土」と言うが、まさに「言うのはタダ」であって、それに伴う具体的行動をとらないできた。
 仮に政府が国策として竹島を韓国領土と認めるのであれば、(むろんその際に多くの反論は出ようとも)今回のように一地方自治体の議会でこのような決議がなされることはあるまい。
 政府は口では言い、態度では逆の姿勢を示し、現に周辺で活動する国民に実害を与えながらこれを放置している。
 それを政府は「やむを得ない」ものと自己満足し、その「やむを得ない」理由とは、韓国に対する慮り、あるいは日韓友好に対する慮りであると言う。

 こちらの正しいと考えることを主張することを止めてまでの友好というものが一体どのような友好であるのかというのは、個人と個人の友情においても言えようけれど、まして主張というよりも国家主権にかかわる問題について、それを言ってはならない友好、相手の言うまま為すまま(たとえば竹島にしてもその韓国による実効支配を政府はだまって放置してきた)に任せる友好とは、どんな友好なのか。それで維持される「事なかれ」とは友好などではなく、単なる媚びと諂いではないのか。

 また、対象が米国や中国であれば、あるいは場合によっては、それが媚びであり諂いであろうとも、冷徹な国際政治において、今日、我が国としてやむを得ない「政策」とせざるを得ないことはあろう。
 しかし、韓国にそのように対さねばならない理由などない、と少なくとも僕は考えている。
 仮に戦前の併合にいかに問題があったにせよ(この問題は今日は措く)、それとこれとは全く別の問題である。

 まして、この竹島に関する限り、本来日本にとってこそ有利な状況であって、歴史的経緯といい、国際裁判所への委託を韓国が拒否してきたことといい、我が国が国際的に打てる手はいくらでもあった。

 上記記事でも、次のような政府の言葉が並ぶ。

 「ゆるぎなく友好関係を促進していく必要がある」(細田博之官房長官)

 外務省では、「これ以上、友好ムードに水をさすようなことは困る」(幹部)

 「自治体である島根県の問題である」(細田長官)と静観の構え

 僕に言わせれば、北方領土などより余程、相手国の主張は滅茶苦茶なものであり強盗同然であるこの竹島問題について、それを甘受してまで、何のための「友好ムード」であるのか、国益に照らし理路整然とした説明を、できるものならしてもらいたいと思う。

 以前別記事でも少し書いたが、対韓超然という外交方針を僕は考えている。いずれ追って記事にしたい。


 ■集団わいせつ事件受け、国士大が対応策(読売)

 もう忘れかけていた事件だが…

 記事によると、国士舘大学のサッカー部では、「部員数が多いために指導が行き届かなかったことを事件の原因に挙げ、トップチーム30人に1人の指導者、それ以外では40人に1人の指導者を置く」という改善策を立てたらしい。

 はっきり言ってそのような問題では全くないと思われるが、しかし、どのような組織であってもそうだが、何か問題が起これば、何か対応をしないわけにはいかない(また、何かしておくことで、責任を果たしたという雰囲気もある)。
 そこでこのような苦肉の改善策なるものが出てきたのだろうが…実に大学も気の毒なものだ。^^;)

 本来より社会的な問題であろうことについて、それがたまたま顕在化した場所でミクロにこのような意味のない対応に追われるということが、今後も増えていくのだろう。


 ■観光立国:外国人の語学指導助手に、日本の魅力教えて(毎日)

  外国人にアピールできる日本の魅力を教えて−−。「観光立国」の具体策に悩む政府は全国に約6000人いる外国人の語学指導助手から知恵を借りることを決めた。夏までにアンケートを実施し、外国人の視点で観光地としての日本の新たな魅力や問題点を指摘してもらう。



 バカじゃないの?、でコメントを終わらせたい気もするくらいだが ^^;)、まあ取り組んでいる人は真剣なのだろう。
 (今日はどうも口が悪いな。不機嫌であるつもりもないのだが…たまにそんな日もある。^^)

 以前にも書いた、かどうか忘れたが、僕は「観光立国」なる国策を支持していない。
 数年前にちょっとした国際的「観光産業」ブームが来てから、さながらそれに乗り遅れまいと政府も慌てて国策に掲げたし、それは経済的打開策のひとつとしても聞こえがよく、特に深く戦略的に検討された様子もなかった。

 観光産業がもつ経済規模の大きさは承知しているが、政府が国策として万難を排して取り組む分野では、日本の場合は、ない。かつデメリットも多い。
 ある産業が良さそうだといって、すべての国が「なんとか立国」を目指すのがよいわけでもない。
 まして、よい点がわからないから外国人に教えてもらおう、など、何と間抜けなことか。--;)

 僕は、日本が海外人から魅力ある国になるべきとは思っており、それこそ国策のひとつに数えてよいと思っているが、それは、観光よりも、「暮らしたい」「学びたい」「研究したい」といった「憧れ」からくる「行ってみたい」である。
 それらは実は、海外での日本アニメの普及によって今日強まりつつある。むろん政府の策などは全くなく、アニメ産業のお陰である。
 一方、学びたい、研究したいなどという意味では、むしろマイナスのベクトルが働いていて、日本のpassing、流出の傾向が強い。

 この「観光立国」なるものの日本での不要とデメリット、違う意味での日本の魅力化ということについては、また記事にしたいと思う。


posted by Shu UETA at 22:09| Comment(2) | TrackBack(1) | 天下-その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
観光立国について

同意。安全に暮らせて、古いものを大切にし、同時に新しいものを作り出していく、そんな国にしとけば、なにもしなくたって、遊びにきますよね。
Posted by toybox at 2005年03月25日 22:26
> toyboxさん

 いかにも安易に飛びついたといった感じの「国家戦略」とやらで。
 ビザ免除等と例えば治安問題(これは最も代表的な例に過ぎませんが)をはじめ、当初から十分な研究も検討もされないまま、イメージ先行的に採り上げられたように思います。

 ずっと以前、ちょっと研究してみます、と言ったきり、まだ進捗していないのですが、やはりちょっと研究してみようと思っています。^^;)
Posted by Shu at 2005年03月26日 03:01
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