週次レビューというとGTDの用語であるけれども、
それを参考としつつ、僕は少し自己流を加えたものとして週末に行うことにしてる。
こうしたものは、それぞれ自分に合わせて、多分にいろいろな方法論や理念の互いに取捨するところでもあるので、
誰かの参考や触媒にでもなれば幸いと、少し紹介してみる。
ステップは次のとおり
1 一週間のライフログ(実質的にはアイディアや思索メモ)の通読
2 上記にあわせて、必要部分の抜き出し(→今週のレビューメモ)
3 一週間の読書の書き抜きの通読、必要部分をレビューメモに追記
4 一週間のweb clip記事の通読、必要事項をレビューメモに追記
5 レビューメモからメンタルメモを作成
6 レビューメモの項目を内容ごと以下の4つのテキストファイルに追記
○to think 長期
○to think 週間
○仕事
○研究
7 次週の予定・スケジュールを確認、追加
8 次週の各曜日のテーマ設定
9 次週予定のweb・携帯同期
10 次週のタスク書き出し
11 タスクの割り振り、web・携帯同期
12 生成された各メモファイルの保存・送信
以上、約1時間程度を土曜か日曜にとるようにしてる。
1 ライフログの通読
2 必要部分の抜き出し(→今週のレビューメモ)
ライフログといっても、実質的には行動の記録よりは、思いつき、アイディア、考えたことのメモを重視してる。
このとき通読するものは、2種。
ひとつは、文字通りライフログとして使用しているGoogleTalkのログ。
携帯用のGmailアカウントとPC用のGmailアカウントの間でやりとりしてる。
携帯でもどの画面からでも入力まで2秒(BlackBerry)、PCに向かってるときはPCのGoogleTalkアプリからすぐに思いついたことを書いて送信できる。
これは毎日、ベッドに入ってからその日のログをGmailとEvernoteに送信してある。10秒もかからない(BlackBerry)。
もうひとつは、Friendfeedのログ。これは自動でGmailとEvernoteに毎日一日分のログが送ってくるように設定してある。
このログで、twitterのポストや読書記録その他も網羅してる。
上記2種は両方とも、Gmailに記録されてて、logのタグをつけてあるので、まとめてそれぞれの一日分ごとGmailで順に見ていける。
このログ通読の目的は、
考えたことや思いつきの反芻、ライフログ的な意味で覚えとくべきことの再確認、それらを見て新たに思いついたことの記録、といったところ。
この際に、必要な部分は、今週のレビューメモ(作業用テキストファイル:テキストエディタ)にコピペしていく。
必要な部分というのは、
○主としてメンタル面でしばらく反芻、言い聞かせたいこと
○あたためとくべきアイディア
○ to think / to do
また、読み返しながら新たに思いついたことも、追記していく。
3 読書の書き抜きの通読
本は付箋をつけながら見て、見終わったあとで時間のあるときに書き抜いている。
GoogleDocに保存しているので、この一週間の分を読み返す。
このとき、特に重要な部分や、新たに思いついたことをレビューメモに追加。
4 web clip記事の通読
web上の記事を見ながら、必要なものをEvernoteにクリップしてあるので、一週間分を再読する。
もっとも、デスクトップソフトはともかく、webサービスとしてはEvernoteは鈍重に過ぎるので、Gmailを使って順に読む。
(クリップする際に、GmailからEvernoteにメール送信するか、あるいはEvernoteのChrome拡張を使った際にはGmailにも送るようにしているので、どちらにしてもGmailにも保存されてる。タグをつけているので一覧できる。)
初見の際に、必要な事項や考えたこと、アイディア等はライフログとして記録しているので、このステップでの目的は、日をおいて再度読むことでの記憶の定着と、重要度判断の見直し。
しかしこの時点でまた新たに思いついたことがあれば、レビューメモに追記。
5 メンタルメモ作成
先週分のメンタルメモを開く。名前を変えて保存で今週分のファイル名をつける。(mm101121.txtといったふう)
先週分の内容を読み返して、まだ残しておくべき、残しておきたい項目以外を削除。
続きに、今週のレビューメモから、メンタル関連の事項をコピペする。
6 内容ごと4つのテキストファイル更新
○to think 長期 … 中長期的に考えておきたいこと
○to think 週間 … 次の一週間の間に考えること
○仕事 … 仕事関連でのアイディアなど
○研究 … 研究関連でのアイディアなど
これらファイルは、前項のメンタルメモと違い、毎週新しいファイルを作成するのではなく、一つのファイルに追記していき、終了したものは削除する。
7 予定・スケジュール確認、追加
Googleカレンダーで次週分の予定を確認。要すれば変更、追加。
8 各曜日のテーマ設定
各曜日の取り組みテーマを設定。(具体的なもの、メンタル的なものは自由に混在)
たとえば僕の明日からの場合、
月:アート、共振
火:水、そうじ
水:感覚、武術
木:あそび、フィクション
金:influence
土:空間、数学
日:別次元、音
9 予定のweb・携帯同期
GoogleSyncによる。
10 タスク書き出し
タスク書き出しにあたっては、レビューメモも見る。
また、to think の週間分については、ここでタスク化する。
書き出しとはいっても、日々の中ででてきたタスクはその都度登録しているので、この時点で新しく思いつくタスクは、そう多くはない。したがって、現実的には「書き出し」はせず、思いつくごとに次項のステップに移っている。
11 タスク割り振り
既にタスクリストにあるものの確認、内容や指定日の変更など。
新しく出したタスクの登録。
この際、Googleカレンダーにある予定や、先に設定した各日のテーマも踏まえて割り振る。
RTMと携帯の同期を行う。
12 各メモファイルの保存・送信
次週分のメンタルメモを携帯に転送。通常はメールで送信し、携帯でメモ帳に登載(1コマンドで済むので面倒はない。)
このメモは、日々まめに何度も見るようにしている。
to think の長期分、仕事、研究、の3つのファイルは更新して保存し、携帯にも送信。
PCでは、この各ファイルへのショートカットをデスクトップにつくってあり、閑の折々に目を通しやすくしている。
だいたい平均的には1時間強ほどの作業工程。
ここ数年いろいろ試行錯誤してきたけれど、このやり方が、わりと安定して長く続いている。微修正は今後もしていくだろうけれど。