僕は大のコミック好き、表題の江川達也氏も、「BE FREE!」以来常にリアルタイムで楽しんできたが、目下は「日露戦争物語」が面白い。^^)
さてその江川達也氏だが、産経の「わたしの修行時代」に登場し、面白いことを言っていた。
(【私の修業時代】江川達也さん 4カ月だけアシスタント)
「先生から教わったことは『漫画は中学校の数学なんだ』ということ。俺は小五で漫画を描き始め、高校ですでにプロのレベルに達していたが、社会や哲学的な事象も漫画に取り込んでいたので周囲から理解されなかった。先生は『難しいことは描くな』と暗に言ってくれた。俺のは高等数学でレベルが高すぎた」 「世間と自分」の距離感も少し縮まった。 「これは永遠のテーマで一生の課題でしょう。作品にもよるが、連載の場合、八割が読者を考え、二割が自分の主張。主張を増やすと読者は確実に減る。俺もだんだん空気が読める人間になってきたというわけです」。 |
こういう話は、ひとり漫画家江川達也にかぎらず、ミュージシャンであれ作家であれ、およそ自らの作品を世に問う人々、さらに言えば何らかの商品を市場に問う立場の人々にとっても、氏が言うとおり「永遠のテーマ、課題」なのだろうけれど、
以前ここで記事に書いたこともあるとおり、僕は、政治における「『人々の願い』を汲み取る視点」と「『社会を導く』視点」とのバランスということを常々考えるが、そうした文脈においても、こうした話はある種の示唆に富む。
ところで…読んだことのあるひとならわかるだろうけれど、
「「東京大学物語」の主人公の男女は、これまでの自分を投影している」とは、
いったいこの人はどんな青(性?)春時代を送っているんだっ!!! ^^;)
いつか話を聞いてみなければっ