いわゆる休暇という意味では、31日からの5日間しかなかったんだけれど
この年末年始は、実っつに充実した。
満足感をもって休暇を終えるというのは、人生初かも…。
といって、何か楽しいイベントだの遊び、旅行をしたわけではない。
ちんまりと家で過ごしていただけだし、誰かと旧交を温めたというわけでもない。
ただただ、休暇中にやりたいと思っていたことが全部できたということ。
これは…気持ちいい。
これ自体が、人生初かもしんないな。
仕事関係で片付けようと思ってた企画もちゃんとできたし、
自分の本業側の仕事予定も全てクリアした。
読もうと思ってた本も読んだ、見るつもりだったTV番組も、裏録も駆使して全て見た。
今年一年の構想と計画への落とし込みも、満足いくようにできた。
そしておそらくもうひとつの理由は、
久しぶりに剣の稽古を連日きっちりやったことか。
昨年は、音楽をまじめに始めたということもあって、
楽器を練習したり、曲を作ったりという時間の大部分が、どうやら武術稽古にシワ寄せたようで、あまり稽古ができていなかった。
やっぱ、剣を振るのは気持ちがいい。
振っている時というよりは、その後終日気持ちいい。
思うに、
ひとつには、たとえそれが棒切れであったとしても、天地の間を上下に振るという動作には、人の気を整える何ものかがあるような気がする。
もうひとつには、
これは間違いなく、武術の形を正しく稽古することで、身体操作の調整がなされるからだろう。
しばらくさぼっていると、やはり身体遣いにキレがなくなる。
それはそうとあらためて感じたこと、
ひとつは、多少サボっても、稽古すれば感覚はすぐによみがえるってこと。
そのときの身体の感覚は何だか感動的だ。
身体はかしこい。一度知った精妙はちゃんと覚えてる。
(もっとも、サボる口実にする気はないけど。さらに高みを目指すべし!)
もうひとつ、
たとえ居合刀であっても、というか木刀であっても、剣をにぎれば寒くないというのは不思議だ。
運動して温まるというのではない。
ただ構えたところから もう寒くない。
今年は ちゃんと稽古しよう。
単なる近況報告のようなものになってしまったけど、
遅ればせながら、新年のお慶びを申し上げます。
心機新たにまいりましょう。
今年がどんな年になろうとも。
暗雲断ち割って雷雨に見舞われる年になろうとも。
まずは澄んだ心でまいりましょう。
本年も宜しくお願いします。
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