しばらく以前のある時期には、やれネチケットだのマナーだのということがしばしば言われていたものだ。
こういうことはしてはいけませんとか、しないほうが無難だとか、
初心者向けに相談コーナーのようなものもあったっけ ^^;)
あるいは、自分のblog上で、コメントに対するお願いだとか、削除基準を明示せざるを得なかったりで、気分の悪い記事を書くはめになった経験をもっている人も少なくはないように思うし。
けれど、
近頃では、概ねの共通認識というか空気のようなものもできてきたせいか、あまりそういうことでイライラする必要は少なくなってきてる気がする。
(いや、もちろん今日でもあるところではあるようだけれど)
なので、今さらそうしたマナー的なことを言うのは本当に今さらだし、
まあ、このblogは訪れる人とてそう多くはないから、いっそう、さらに今さらではあるんだけれど、この時期、あえて確認の意味ですこし。
まあ場合によっては、最近ネット始めたような人でも通りがかっていれば、多少は参考になるかもしれないけど。
といって…しかし普通に「空気読める」人であれば普通に振舞っていて何ら問題はないはずなんだけどね。
ということで、あくまで僕の私見だけれど、
blogにコメントなどする場合のマナー的なことをざっくりと。
(※ 多くの人にとっては当たり前のことしか書いてないので注意)
1 私信の場ではない
もちろんblogの性質にもよるけれど、一般的に言って、コメントは元記事に関わる意見交換であったり議論の場だと思う。
慣れない人にたまにあるけれど、
適当に新しい記事へのコメントで、記事に何の関係もなく、「ひさしぶり、元気?」だとか、あるいは近況報告のようなことを書くのは適切ではないと思う。 ^^;)
僕のblogでは、基本的にそういうのは削除してる。
(その都度説明してることもあるけど、してなかった人については、この場を借りておわびしておきますが、上述のようなわけでっす。あしからず。)
もちろん、人間だから、何か書き込むにも多少のあいさつくらいしたいわけで、
記事に対するコメントを書くにあたって、「ひさしぶり、元気?」はアリだと思うけど、
純粋な私信を記事コメント欄に書くのはやめましょう。
それはメールなりメッセンジャーでやることだと思う。
記事内容によってはその限りではないんだろうけれど、
何の差かというと、要は、記事に無関係なことを書くのはやめましょうってところだろうと思う。
2 自己アピールは自分のblogで
blogオーナーたる者、記事に関する議論は喜んで受けるべきだと思うけれど、
中には、他人様のblogのコメント欄を使って滔々と自説を開陳し、あるいは知識をひけらかし、ほとんど自己アピールの場と化している人もいる。
(雰囲気が違うこともあって、ウチにはそういう人は滅多に来ないけど。昔はたまにいた。削除はしてない。)
自己主張は自己サイトでどうぞ、
というのが一般的な感覚だと思う。
これは、悪気無く、はたと気付くと自分もそういうことをやってしまいかけていることがあるので、気をつけましょう。
その辺の自己客観視と自制の有無が、その人の品性と受け取られてしまうことになると思う。
3 感情的にならない
議論というものは、面と向かっていてさえ、感情的になってしまうこともあるものだろうけれど、それがネットのような非対面の場ではエスカレートしやすいということは誰しも認めるところ。
…気をつけましょう。^^;)
議論を戦わすのはよいとして、
意見が相容れないからといって、腹立ちのあまり、もしくはそこまでいかなくてもストレスやイライラのあまり、相手の人格攻撃といおうか、悪口雑言、ケンカごしの表現を織り交ぜるのは、よくない。
ウチのblogについては、議論さえ入っていれば極力残す方向だけど、他の人が見ても気分が悪くなるようなものについては削除してる。
極力残したものについても、基本的にはもう議論の返事はしない。
まあ…けど、、削除されるされない以前に、自分の品位というか、格を落とすことになるので、気をつけましょう。
あえてさらされてるってこともあるわけで。
ちなみに、中には、口達者な人もいれば皮肉屋もいる。
怒りの文言や、文字通りの悪口ではないものの、ネチネチと事実上ケンカを売ってるような文章を書くひともいるけれど、
場合によってはそれは、普通に悪口雑言する人よりも、自分の品位を貶めてしまっていることもあるので、そういう性向を自分に認める人は、よくよく自戒しましょう。 これは僕も気をつけてる ^^;)
4 簡潔に
前述の2とも融合しがちだけれど、そうでなくても、
基本的スタンスとしては、長文は避ける心がけがベターだと思う。
議論の正確を期すうえで長くなってしまう場合でも、心がけとしては持っていたいものと思う。
ウチも含めて、長いから削除されたり格別の不興をかってしまうことは、あまりないとは思うけれど。
でも、不必要に長いと、それはマナーもさることながら知性をも疑われかねないと思うし。
(普通の人はそんなに過敏になる必要はないと思う。信じられない人には信じられないだろうけど、書くひとは書くんです、ページをスクロールしないと読めないくらいに…とか、記事本文の何倍も、とか ^^;) それはもう自分のサイトでやるべきだね)
と、こう書いてくると、いかにも当たり前過ぎるように思うのが当然だけど、
ネット慣れしてない人は、気をつけましょう。
特にウチでは、1が意外に多いんだけど、次に見に来たら削除されてたって人、他意はないのでご寛恕を。
メールにしてください。^^;)
第一、僕について言えば、
昔もっと熱心にblog更新してた頃は、コメントついたらすぐわかるようにしていたけど、
今は… 正直言って、コメントくれても当日中に気付くのはよほど運がいい時だと思ってもらって差し支えないので、^^;)
連絡くれるならメールが早いよ、メールが。あはは 当たり前だけど。
それから、僕なりに思うこと、いっそうきわめて私見だけれど、
だから、以下はマナーというよりある種の仁義のようなものとして。
もちろん人によって意見は分かれるだろう。
1 第三者にも有益でありたい
他人のblogにコメントするとき、基本的スタンスとしては、コメント欄も、公の場であって、でき得れば、他の人々にとっても有益な議論の場でありたいと、僕なんかは思う。
2 友人には友人の仁義もあるのでは?
これは賛否両論だけど、あくまで僕の個人的感覚では、
友達のサイトであれば、たとえば記事中に事実の重大な誤りがあった場合や、かなり相手の顔をつぶしてしまうような指摘をする場合には、
ダイレクトにコメント欄に書き込むより、メールで知らせてあげたりするほうが親切だと思う。
その指摘なりが、あえてそこにコメントすることで、無意識のうちに、単なる自己満足になっていないか、というのは僕がよく自問するところ。
これは、ネットでなくても、同じような気遣いをしているものだと思う。
あるいは、そもそもそれ自体あまり気持ちのよいことではないけれど、人格攻撃に類することを、わざわざ公の場であるコメント欄に書いてくる友人というのは、それはもはや友人ではないだろう。 -_-;)
僕が基本スタンスとして意識しているのは、
ネット上のblogのようなところは、公の場だということ。
公の場というのは、かしこまった場所という意味ではなくて、
公共の場、衆人環視、みんなが参加している場ということ。
慣れていないひとが陥りがちなのは、
この場が、あたかも自分と相手の二人だけのものであるような錯覚だと思う。
この場合が、記事に無関係なコメントでの近況報告や雑談だろう。
また、そうした、みんながいる場という認識があれば、
メールでもメッセでも電話でも話せるような友人に対して、わざわざ人の見てるところで人に聞こえるように行う論難や揚げ足取りが、ちょっとどうかなと思えるのではないだろうか。
ここは人によって考え方が違うだろうけれど、僕は、
それがコメント欄に開陳するにふさわしいかということを考える習慣は、わるくないのではないかなと思う。
有益な議論なのか。他のみんなも見る価値があるのか。
それともひょっとして、
単に相手と自分の間だけですむ話なのか。
相手を貶めたり、一方的な自己満足になってないか。
わざわざ他のみんなにも聞こえるように言うべきことなのか。
ここ、僕のblogに限っていえば、
近頃は議論に耐えるようなまともな記事は全く書いてないけれど、やがてはまた書くでしょう…。 ^^;)
その場合、このblogでは、極力コメント削除はしないけれど、
前述したとおり、純粋な私信は削除します。(メールにしてください ^^)
明らかにおかしな議論や、いたって感情的なもの、人格攻撃的なものも、あるいは単なる自己アピールものでも、
基本的には削除しません。(が、返答はしないかも)
長文も削除はしません。
ただ、他の人が見ても気分が悪くなるようなものは、程度により検討します。
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