さんざん放置したあげく、また音楽ネタかよ…
と、 友人や古くからの読者の方はこぼしもするだろうけれど、
そう、音楽ネタで ちょい更新。
バンド、Saultのギタリストが辞めて、今日新しいギタリストが加入。
そして、それと別に新しいバンドもスタート。
猫じゃないけどこれも名前はまだない。
今年になって僕が突如唐突にもバンドを始めた経緯は以前にもお話ししたとおりなんだけれど、
要するところ、友達のケンちゃんの夢を叶えたいと、僕は思ったから。
むろん大きなお世話は承知のうえ、しかし他者の大きなお世話というやつが、人を変えることも、人を素敵な場所へと連れて行くことも、人生にはあることで。
音楽が好きだ好きだと ギターが好きでたまらないと、そういう彼が、こんなところでこんなことやってる場合なのか?
と、 僕は思った。
そして僕としては、演奏となると学生の頃のサークル以来の実に久方ぶりではあるけれど、しかし音楽は好き。
で、バンドをはじめた。
人生で 本気でやろうと思ってできなかったことは僕にはない。
(単にあきらめが悪いということがその大部分だろうけれども)
だから 僕は本気で、少なくともケンちゃんが音楽で食ってけるところまでは、本当に行こうと思ってた。
しかし---
大きなお世話は文字通りにそのように終わることもある。
(そのほうが多いかもしれない)
口でいくら音楽への愛を語ろうと、夢を語ろうと、
好きだ好きだと言おうと、
それでいてなおそこにくすぶっている人というのは、やはり、自分でそれを選んでいるんだろうな。たいていは無意識に。
天ならずとも、自ら助くるところのない者を、人は助けることはできない。
2週間あっても1曲すらギターフレーズを作れないのは、練習時間がないからだという。
直接は責めたこともないけれど、僕とドラムの二人は毎回とりあえずは必ず最低限の形にはしてくるわけで、自分で感づくところもあったのか。
で、僕ら二人は、とりあえずギターをもう一人入れてみようかという相談をしてた。
正直、僕はギター2本というのはかなり本気で好きじゃないんだけれど、しかし、それでケンちゃんの負担をある程度減らせるかもなと。
という相談をしたと思ったら、奇しくもその翌日、
携帯メールで、たったの3行。
「望まれるほど練習する時間がないので、他のギタリストを探して」
不思議と僕は冷静だったけれど、やはり何ともいえない脱力感はあった。
どうしようか。
実際、そもそもこれはオレの夢だったわけでもない。
かといって、オレとて現状、単なる趣味にこれだけの大量の時間を投じるのは不合理だ。
しかし、将来を遠望しつつ本気で半年ほどやってみて、その楽しさ面白さに魅せられているらしい自分というのは、正視せずともありありと感じられる。
ひょっとすると、彼との出逢いというのは、彼のためではなくオレのためだったか…?
素敵なところに誘われたというのはオレのほうなのか?
そして彼はその役割を終えたということか。
と、しかし僕はまだぼんやりしてる。
果たして単なる趣味で続けていけるか。
それとも、ケンちゃんではなく自分が本気で音楽をやってみるか。
よくわからない。
しばらく考えてみようと思う。
ギター脱退の直前、
ドラムと二人で、新しいバンドをつくろうかという話もしてた。
彼と僕とは土曜日も使える。そして彼はドラムとして従来いくつかバンドを掛け持ちしていたんだけれど、たまたま他のバンドが活動なくなって、土曜をヒマにしていると。
そして僕も腕磨きで毎週1曲つくっているわけだけれど、その曲もはけずにたまってる、それに僕も楽器の腕を磨くのに他のバンドもいいなと思った。
で、彼の希望を容れて、女性ボーカルのバンドをひとつ立ち上げようかと。
それこれが機を同じくしたために、
僕らは二人のギタリストを募集した。
従来のバンドの新ギタリストと、そして新バンドの女性ギターボーカル。
とは言っても、そうそう見つからないだろう、いい人が簡単には、と思っていたんだけれど、
この一週間で、何人かの問い合わせがあって、そのうち二人と今日スタジオに入った。
いずれも 感じのいい人で、一緒にやってみたいと思った。
であれば、
luckyはhappyまで育てろ、というのは僕の信条。
来た波には乗るか。
と、とりあえずは乗ってみる。
これからは趣味なのか どうなのか
まだわからないけれど。
Saultの新ギタリスト トミー(今かってにつけた ^^:) は、
来週の課題曲としてデモ音源をあとで送ると言ったら、
「一週間もあれば、2曲くらいはギターつくれる」って。
そうでなくっちゃっ!
まだ名もない新バンドのギタボ あやさんは、
今日のために決めてた課題曲、ジッタリンジンの「SINKY-YORK」、弾きながらは歌えないと言ってたのに、今週練習したって。で、きれ〜に、ギター弾きながら歌ってた。
そうでなくっちゃっ!
オレもちゃんとしよう。
いずれにせよ、友達が二人も増えただけでも僕はうれしい。
そしてもし仲間になっていけるなら、それはきっと、もっと素敵なことに違いない。
政策研究も、研究会の構想も、構造構成主義的意思決定の研究も、ちゃんと進めてまっす。 ^^;)
またそういう記事もupしていきます。
(音楽のあおりをいちばん被っているのは、剣術稽古 ^^;) よくないな。ちゃんとしよう。)
【関連する記事】