2008年09月06日

FriendFeedのススメ


 以前からずっと書こう書こうと思ってたんだけど やっと。
 FriendFeedのススメっ

 FriendFeedについての一般的な能書きは端折る。全く初耳ってひとは、ぜひ検索していろいろとつまみ読みしてみて。^^)

 その一般的な説明だと、
 たいていは、Twitterのライバル、対抗馬だとかそんなとらえ方がひとつ、
 そして、Twitter以上にライフストリーミングというところに力点をおいたものがひとつ、
 この二点での理解が主流と思える。

 僕に言わせると、
 正直言って Twitterの代替になんて、なり得ない。
 参加人口の規模がまるで違うし、それは単なる普及度の問題ではなく、明らかにTwitterよりは敷居がはるかに高い、つまりマイクロブログなんていう範疇ではないのだから、そうした意味では余計なものがあり過ぎる。
 未来永劫、Twitterのライバルになんてなりっこないし、土俵が違うんだからあたりまえ。

 ひるがえって、ライフストリーミングという観点なら、それはまさにFriendFeedの土俵。
 自分の、そしてちょっと気になる誰かのライフストリーミングを楽しむには、最っ適のツール。

 だけど、僕がオススメしたいというのは、また別の観点で。

 それは、より知的生産的な部分で。
 あるいは 知のシェアといった意味で。
 プラスαで、仲間との意思疎通。(これは多分にライフストリーミング的に)
 こうした観点で、FriendFeedは最強のツールだと思う。


 FriendFeed(以下「FF」)を始めて、まずやることは、自分がFFに流すフィードを登録すること。

 基本的なオススメはこんな感じか、、、
 (1)自分のblogフィード
 (2)メディアマーカーもしくは類する読書支援サービスの自分のフィード
 (3)自分のオンラインブックマークのフィード
 (4)Twitter

 必須ではないがあるとより便利もしくは楽しいのは
 (5)Tumblr
 (6)Youtube(お気に入りがフィードされる)
 (7)Last.fm(お気に入りがフィードされる)

 これに加えて、重要なのが、ネット上の記事等のクリッピング。

 ブラウザに応じた各種拡張やプラグインもあるが、もっとも基本的には、FFで用意しているブックマークレットを使って、注目記事等をFFにクリッピングしていくことができる。



 要するに、これら登録した自分のフィードや、クリッピングしたものが、自動的にFFに表示されていく。刻々と。

 この自分のFFページは、公開にもプライベートにも設定できるけど、
 公開なら、誰でもこのページを見ることができる。
 プライベートなら、購読申請を受けて、許可した人だけが見れる。

 いずれにせよ、見たひとは、登録してある各種フィードやクリップ記事が時系列で流れていくさまを見ることができて(これがつまりはライフストリーミング)、
 そしてコメントを書き入れたり、注目マークをつけたりすることができる。

 (イメージが持ちにくければ試しに僕のページを参照してみてください。左サイドバーからもいけますが。)



 さて、そこでところで僕が知的生産上の観点で、というのは、


 1 他人によってある程度選択の目で選ばれた情報が並んでいる

 2 FF上でコメントをやりとりして議論やコミュニケーションができる

 3 検索機能が意外と強力
              といった点。


 後で説明するけど、自分で自分のページを見ると、基本的にトップページは「Friends」というタブで、そこでは自分を含む友達全員のフィードが流れている(表示されている)。

 そこを見ていると、自分の友達が選んだ情報が流れているわけだから、
 (友達をちゃんと選んでさえいれば ^^;)そこにある情報は一定のクオリティがある程度保障されている。

 さきに(2)として、メディアマーカーもしくは類する読書支援サービスというものも基本セットであげておいたけれど、これについても同じ。レベルと方向性の似た友人であれば、その関心を持った本は、自分にとっても関心のある本であることが多い。

 実際、僕自身も、日々、友達のクリップした情報や、チェックした本で、大いに助かってる。

 そして上で2としてあげたとおり、それらの情報、記事だろうが本だろうが、引用だろうが、それらについてFF上でコメントをやりとりできる。
 コメントがついたフィードは、時系列のトップに自動的にあがるから、継続的な話もできる。

 ちなみにTwitterのフィードについても同様なので、お互いTwitterをやっていれば、FF上でTwitterの遅レスもできる(案外これが結構便利)。
 (さらにちなみに、Twitterについては、FF上からTwitter自身に投稿することもできる)


 それから、冒頭付近で「プラスα」と言ったが、
 そもそもFFはライフストリーミングツールなので、友人間で、お互いのストリーミングを見ていれば、相手の今取り組んでいることや、関心を持っている情報分野もわかるし、それがわかれば、さらにいろいろ効果的に協力することができる。

 たとえば自分にとってさほどの価値がない情報であっても、たまたま通りすがりなど見つけることがあれば、この情報は彼にまわしてあげよう、ということも容易になる。
 その、情報をまわすにしても、もちろん別途メールなどしてもいいけれど、何ならその場でFFにクリップしておくだけでもいいのだ。そうしておけばどうせ彼もあとで目にすることになるから。(コメント欄に「> ○○さん」とでもつけておくのもいい)


 生活スタイルもある程度見えてきたりもするから、コミュニケーション上に資するところもある。たとえ、あ、まだ起きてるな、といったレベルのことであっても。

 こういう部分については、仕事上のチーム間ではきわめて有意義だろうと思う。
 僕は、僕のチーム的なものをこれからつくっていきたいところだけれど、そうなったときFFは必須だと思ってる。


 と、以上、これが、僕がFFをオススメしたい趣旨。
 たとえ数人しか購読しなくても、いったん使い出せばもう、これは手放せなくなるはず。



 さて、あとはFFを実際に使ってくうえでのテクニカルな部分についていくつか、現在僕の思うところを参考までに。


■クライアントソフトは不要かも

 Twitter同様、僕も当初は、より便利に使うためにクライアントソフトをいろいろ試してみたんだけれど、ある時に気づいた。
 FFは、Twitterのようにリアルタイム性を求める必要はないということに。
 だから僕は、Twitterについてはクライアントソフトを立ち上げてて、PCの前にいるときはずっと視界の隅に眺めてはいるけれど、
 FFについては、ある程度以上の頻度さえ保っていれば、ふとした合間に見に行って、みんなのフィードやコメントを確認して、必要なものをリシェア(既に誰かがクリップしているものは、その場で「リシェア」して自分もクリップできる)したり、コメントつけたりするという具合で十分なのだ。


■自分以外のサイトのRSSフィードは登録しないほうがいい

 自分のブログ等はむしろ登録しておいたほうが、FF上でもコメントし合うことができてよいのだけれど、
 まったく第三者のサイトのRSSフィードをそのままFFに登録しておくというのは、FFの趣旨に沿わないと思う。(たとえばニュースサイトのRSSとか)

 第一に、それで流れてきてしまうそのサイトの全エントリーは、「個人の選択眼」を経ることがないし、互いに購読している友達にとっても利するところなく、エントリー数が多ければむしろ邪魔になる。
 そういう場合は、RSSフィードを登録しなくても、そのサイトのURLをFFにクリップしておくだけで十分だし、親切だ。

 第二に、仮に全くの個人で活用するのであって、他者のことを考える必要がない場合であっても、FFは大量のフィードを快適に読むことができるツールではないので、そんなことをするくらいなら普通にRSSリーダー等を用いるほうがはるかに生産性が高い。


■友達のサイトや情報は、FFでもその人本人にまかせたほうがいい

 前述したように、ニュースサイト的に大量のエントリーが無差別に流れてきてはFFの意味がないというのとは別に、
 たとえばある人のブログなどが良くてそのフィードを登録していたとしても、もしその人がFF上の友達であれば、それはそのひとにまかせたほうがいいように思う。
 Aさんのブログ記事等が、「BさんのRSSフィード」と書かれて表示されるのも、もしAさんがいっしょにFFをやっているときには妙な感じになる。

 全くの他人のサイト等であれば、RSSをまるごとFFに登録するのも、こういった意味では問題ないかもしれないが、
 しかし、それでもやはり、全記事自動的にではなく(それは個人のRSSリーダーでやればよいと思う)、これはと思ったものだけをFFにクリップするほうが、FFのよさを活かすと思う。


Tumblrの併用はオススメ

 FFでは記事をクリップする際に、あらかじめ記事中の一部を選択して反転表示させておけば、自動的にコメント欄にその部分が入力された状態でクリップさせることができる。

 とはいえ、小さな引用符はついているものの、とっさにコメントなのか、文中の引用箇所なのか判別し難い場合も多い。

 また、その引用箇所が相当に長文である場合、巨大なスペースを使って表示され、なかなかに鬱陶しかったりする。かつ、それでいて字数制限があって全ては表示されてなかったり。

 そこで、これは僕の個人的工夫だけれど、そういった、ページの一部だけにあらかじめ焦点をあててクリップしたいのであれば、FFではなく、Tumblrにクリップしておくという手がある。

 で、自分のTumblrのフィードをFFに登録しておけば、それでちゃんとFFにも表示される。
 そしてこの場合、引用箇所が長くても、ちゃんと2行かそこらまでだけが表示されていて、続きはリンクをクリックして見ればいい、というふうになる。
 興味があればリンクを押して見に行くだろうし、行けば、元記事のアドレスもそこでリンクされてて飛べるようになってる。

 そこで、僕の場合は、ページクリップはFFで、部分クリップの場合はTumblrへクリップしてTumblr経由でFFに表示させている。


■読書情報フィードはオススメ

 基本セットとして、メディアマーカーもしくはそれに類するもの、というのをあげていたけど、これは本当にオススメ。

 誰かがチェックしてる本というのを見ていると、自分も読みたいと思う本がよくみつかる。

 また、ある程度感想をきくこともできるし、自分が読みたいと思ってのせた本について、既に読んだという人や持ってるという人がいるかもしれない。チームなら、読む本を分担することだってできる。

 ちなみにたいていの人は、読み終わったあとだけでなく、普通は基本的に「読みたい」と思ったときにメディアマーカーに登録していることが多いと思うけれど、読み終わったときの感想などは、かつて自分が本を登録したときにFFに流れたフィードに、自分でコメントとして記録や感想を書くのが便利だと思う。(FF内で検索すれば簡単に過去の該当フィードが出てくる。)

 コメントがついた時点でそのフィードはまた時系列トップに出てくるので、他の人も見れる。



 以上、つらつら長舌となってしまったけれど、
 本当に、FriendFeedはおすすめ。

 一方で多くのひとが(ほとんど)、単なる自分記録的なものとしてしかFFを使っていなくて、効率よい情報収集にも、他者との創発にも、コミュニケーションにも使っていないのがもったいない。

 僕も個人的に、ぜひという人何人かにおすすめしたけれど、そのほとんどの人には、ピンとこないらしく、始めた人はごくわずか。

 FriendFeedは、数人で使ってこそすごい効果を発揮する。

 ぜひ、試してみてほしい。

 まずは自分が登録する、
 一緒にやりたい人がいるなら一緒にやる、
 当面そういう相手がいなくても、自分が興味ある人を勝手に購読する(相手がプライベートに設定していない限り、勝手に購読するようになってる)、相手が気づけば、購読し返してくる場合もある。
 (僕も、僕から一方的に購読してるだけの相手もある)
 もし僕の興味と関心が、自分と近い部分もあると思うなら、僕のFFもぜひ気軽に購読してください。^^)


 ほんとにオススメ
 ぜひお試しをっ


 <おまけ:FriendFeedの始めかた(ざっくり)>


(1)アカウントを登録 → FriendFeed

(2)ブックマークレットの追加
 登録がすめば、もう使えますが、便利に使うために、このページに行って、
 ここで、3行目あたりにある「Share on FriendFeed」という絵を右クリックして、リンクをブックマークに追加します。

 以後、見ているサイトなどで、そのページをポストしたいときは、そのページを開いている状態で、さきほどのブックマークを選ぶと、自動的にFriendFeedへのポスト画面がでます。
 また、そのページの文章など、ある部分を選択した状態でさきほどのブックマークを選ぶと、その選択部分がコメントとして自動的に表示されます。

 こうして、いつでも気になるページ、文章や、資料ページなどを簡単にFriendFeedにクリップできます。

(3)RSSの登録
 自分のblogなどの記事を自動でクリップするためには、RSSを登録します。

 FriendFeedにログインすると、最初は「Share something」という文字の下に、アイコンがたくさんならんだものがあるので、そこで「Blogging」の「Blog」というオレンジ色のアイコンをクリックします。
 (※初回以降、この表示がなくなっていれば、ページ上部の「me」というタブを選んで、meページの右サイド、「Services」で「Edit/add」を押すと出てきます)

 「Blog」というオレンジのアイコンを押したら、「Blog URL」という入力欄があるので、そこに、コピーでもしておいたRSSアドレスを貼り付けます。(その下のチェックボックスは、チェックしなくてok)
 そして、「Import Blog」をクリックすれば登録完了です。

(4)Friends登録
 次に、自分以外の人のFriendFeedも表示されるようにするには、相手のページを表示している状態で、その人のページ左上にある「Subscribe to〜」というところをクリックします。
 (やめるときには、先ほどと同じ場所に「Unsubscribe」というのがあります)

 こうしてSubscribeすると、自分のページの上部で「Friends」を選んだページで、相手の人のFeedもあわせて表示されます。

 ある人がsubscribeしている人の一覧は、その人のページの右サイドバーの下のほうに出ています。
 そこを押せば、それぞれの人のページを見に行けます。

(5)コメントやお気に入り
 自分のポストしたものでも、friendsのポストしたものでも、個々の記事の下にある「Comment」というところを押すと、コメントを記入することができます。そうして複数人でコメントを重ねていくことができます。

 また、friendsのポストした記事の場合は、「Like」というのもあるので、それを押すと、「気に入った」とか「気になる」とでもいったマーキングになります。

 これらは、「me」というタブで自分のページを表示すると、右側サイドバーにある「Discussion」というところにあるリンクから表示させることもできます。

(6)直接ポストする
 何か思いついたことなど、備忘録的に文章を直接ポストすることもできます。
 その場合は、FriendFeedの自分のページの左上、「Share something」をクリックすると、入力画面が出るので、そこに入力して「Share this」を押します。
 (リンク欄は空欄で、文章だけ投稿できます。リンク先があるような場合は、さきのブックマークレットを使うほうが便利です)
posted by Shu UETA at 20:17| Comment(4) | TrackBack(0) | ツール系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「自分以外のサイトのRSSフィードは登録」なるほど、そうですね。ということで、僕もRSSは、自サイト以外ははずしてみました。

しかし、TwitterにしろFriendFeedにしろ便利ですね。ちょっとした意志表示、意見表明が気軽にできるから(だからこそmicro blogっていわれるんでしょうけど)、てんぱっている時でも利用できてしまう。で、ブログの方は放置してしまうと…。
Posted by toybox at 2008年09月07日 16:17
> toyboxさん

 おっ toyboxさんRSS登録してましたっけ?
 あまり印象がないですが…。
 (ITmedia?)

 おっしゃるとおり、micro blogってやつは…
 本家blogをおろそかにさせますね ^^;)
 しかも blogを破滅的に放置していても、自分としてはネットで活動してる感があるから、放置感がわきにくいんですよね。

Posted by Shu at 2008年09月08日 09:21
はい、itmedia を登録してました。登録しつつ、僕だったらこんな記事は注目しないな、というのも無条件にFriendFeedにながれてしまい、ちょっとうるさいな、と思っていました。今回は良いきっかけになりました。

Shuさんがかかれているとおり、FriendFeedというのは、登録した友人のフィルターを通してみるっていうところが醍醐味なのだから、僕も偏った^^;フィルターを提供していこうと思います。
Posted by toybox at 2008年09月09日 09:40
> toyboxさん

 まさにbiasedでいきましょう ^^)
Posted by Shu at 2008年09月09日 13:14
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/106117444
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。